栄養
お茶の種類とアイスティーのレシピ
6月 9 2017

今年の夏は、おいしい健康的なアイスティーで涼しく!
暖かくなってきているので、氷入りの冷たい飲み物を欲しがる人が増えていますね。 水分を保持するのは大事なことですが、冷たいソフトドリンクは体に悪いものである可能性があります。 次に気温が上昇した時には、ソーダや甘いフルーツパンチの代わりに、おいしいアイスティーを選ぶことをお勧めします。
お茶類は、使われている食材が安全だから良いというわけではなく、お茶類で作られた飲み物には、他にも多くの重要な健康上の利点がみられます。
白茶
他の多くのお茶のタイプと同様、白茶はチャノキ(Camellia sinensis)から作られています。このお茶の名前は、芽に生えた細かい白い毛に由来しています。これらの毛はシルバーニードルとも呼ばれています。すべてのタイプの白茶は、緑茶または黒茶に比べ、加工されていません。白牡丹茶のような数種類の白茶は、特徴的にフルーティーな香りをしていますが、他は、より花らしい香りです。加工されていないため、白茶は風味がより軽く、より多くの抗酸化物質を備えています。これらの抗酸化特性は、がんや心臓病の危険性の低減に結びついています。
ホワイトピーチアイスティーのレシピで、新鮮で軽い味の白茶をお楽しみください。
材料:
白桃 3個
ローシュガー ½カップ
水 9カップ
バニラ 小さじ2杯
白茶ティーバッグ 6袋
作り方:
- 桃を薄くスライスし、砂糖、水1カップ、バニラと一緒に中サイズの鍋に入れます。
- 沸騰させて、砂糖が溶けるまでゆっくりとかき混ぜます。コンロの火を切って蓋をし、30分間そのままにします。
- ブレンダーでピューレ状に滑らかになるまでミックスしたものをこし、桃の皮を取り除きます。
- ティーバッグを耐熱性のある大きな瓶に入れます。残りの水を沸騰直前まで熱し、ティーバッグの上に注ぎます。
- 5分間沸かしてティーバッグを取り除きます。
- 桃のシロップを加え、冷たくなるまで冷蔵します。
- 氷の上にかけて頂きます。
緑茶
緑茶は蒸して、揉んで作られるため、白茶よりも若干加工されていますが、完全には発酵されていません。 緑茶は、場合によっては各葉が小さなペレットに丸められた「火薬」のような特定の形状に成形されます。 お茶の愛好家の人達は、葉で煎茶を作ることができます。また、細かく粉砕した葉を熱いお湯の中に入れて泡立て、抹茶を作ることもできます。 緑茶は、脂肪を燃焼させ、心血管疾患を防ぐのに役立つと考えられているカテキンとフラボノイドを含んでいるため、特に健康であると考えられています。 玄米を混ぜた緑茶である玄米茶は、澱粉が胃を満腹な状態に保つため、体重減少に特に役立ちます。
この健康的な、ビーガンアイス抹茶ラテを作ることによって、抹茶独自の味わいをお楽しみください!
材料:
抹茶パウダー 大さじ1杯
無加糖のアーモンドまたはソイミルク(バニラ風味が、とてもおいしいです) 3カップ
アガベシロップ 大さじ1杯
お湯 小さじ2杯
作り方:
- 抹茶粉を大きなメーソンジャーに入れます。
- ゆっくりと熱湯を注ぎ、塊が残ることのないよう気をつけながらペーストを形成するため勢い良くかき混ぜます。
- ミルクとアガベシロップを加えます。瓶の蓋を閉め、全てがスムーズに完全に混ざり合うまで前後に振ります。
- 氷の上に注いで頂きます。
ウーロン茶
ウーロン茶は、伝統的な中国の方法で茶を枯らし、酸化し、それを伝統的な形に丁寧に巻くことから、他の種類のお茶の中では際立った存在です。 幾つかの品種のウーロン茶はボール状に丸められ、他の品種は長い撚り線状にされます。 茶の愛好家達は、通常ウーロン茶をフルーティーな味わいと表現し、これらのフルーティーさは風味の加えられた品種では更に強まります。 この特別な準備は、関節炎、糖尿病、または脳卒中につながる可能性のある炎症を軽減する抗酸化化合物の高いお茶を作りあげます。
この爽やかな日差しの紅茶で、ウーロン茶独特の味を体験してください。
材料:
バラバラの状態のウーロン茶の葉 小さじ4杯
冷水 2カップ
アイスキューブ
作り方:
- 2杯の水を入れることができる蓋つきの瓶に葉を入れます。
- 水を入れ、蓋をしっかりと閉めます。
- 明るい日差しのある場所に2時間以上置いてください。 曇りの日には、さらに数時間待つことを検討してください。
- 茶葉を取り除くため、お茶を裏ごしします。
- 氷を2つのグラスに入れ、氷の上からお茶を注ぎます。
紅茶
最も古典的なお茶の形態で、萎凋、粉砕、揉捻、酸化、次いで乾燥させることによって作られます。 お茶が栽培された場所によって、その風味は大きく異なります。 インドの東部に由来するダージリンはフルーティーで繊細、インド北部のアッサムは麦芽風味の強い風味です。 多くの品種は、シトラスの香りがするアールグレイや豊かで甘いアイリッシュブレックファストのような独自の味を作り出すために、添加物で味付けされています。 紅茶には他の品種と同じ程度の抗酸化物質は含まれていないかもしれませんが、一時的なエネルギーを提供するカフェインの放出は遅く持続的です。 研究では、定期的に紅茶を摂取すると血圧をわずかに下げることができることが分かっています。
紅茶とレモンを使った伝統的なアイスティーを作るには:
材料:
水 2クォート
ローシュガー 3/4カップ
紅茶ティーバッグ 3袋
レモンジュース 大さじ3杯
作り方:
- 鍋の中の水を沸騰させ、沸騰した所で、泡が弱まるまで火元から離します。
- 鍋の中に紅茶のティーバッグを入れ、蓋をして火を消したコンロの上で30分間寝かします。
- レモンジュースと砂糖を加え、砂糖が完全に溶けるまで勢い良く混ぜます。
- 冷たくなるまでお茶を冷蔵庫に入れて冷まします。
- グラスの氷の上に注いで頂きます。
プーアール茶
プーアール 茶は西洋では余り知られていないかも知れませんが、中国では、紅茶よりも深い発酵によって作られていることから、人気のあるお茶です。 発酵は非常に濃く豊かな風味をもたらし、年数と共に、それは更に深まります。 プーアールは何百もの葉を含む硬いボールの中に巻き込まれることもしばしばあります。 研究によって、プーアールは、コレステロール値の低下や体重の低下をもたらすと考えられる脂肪酸シンターゼを抑制する軒並みならぬ能力を備えていることが示されています。 中国人は通常プーアールに多くの治癒特性があると見なしていることから、コレステロールを下げるお茶や他の薬用茶を作っています。
次の淹れ方でアイスティーを作り、プーアールの自然な味を試してみましょう:
材料:
冷水 8 カップ
砂糖 大さじ2杯
プーアール茶 大さじ1 杯
氷
作り方:
- 鍋の中で水を沸騰させてから、砂糖を入れ、溶けるまでかき混ぜます。
- スプーン1杯もしくは2杯分の熱湯でプーアール茶の葉を洗い、素早く鍋の中に入れます。
- 更に1分沸騰させ、それから火からおろします。
- 4分寝かせます。
- 茶葉をこして、室温で冷まします。
- 氷を冷たくなるまで入れ、それから頂きます。
ティザン
ほとんどの人はミントやカモミールのような基本的なハーブティーは知っていますが、お茶の浸出は葉や花だけではありません。 ティザンは、桃のような果物やカルダモンのような種子からも作ることができます。 ティザンにはカフェインを含んでいないという利点があり、独自の健康上のメリットもあります。生姜の根から吐き気を抑えるティザンを作ったり、シナモンの樹皮から血糖値のバランスを取るためのティザンを作ってみてください。
ミントやパイナップルから作られたこの風味豊かなティザンを使って、フラッパチーノの食感をお楽しみください:
材料:
沸騰したお湯 1カップ
新鮮なミントの葉 2 枝
冷凍パイナップル 3/4カップ
砕いた氷 1/2カップ
蜂蜜 大さじ1杯
作り方:
- ミントの葉半分に沸騰した水を注ぎ、3分間浸したままにします。
- ミントティザンを冷蔵庫の中で30分冷やします。
- ミントティザン、残りのミント、パイナップル、氷、蜂蜜をミキサーの中に入れます。
- 飲み物がスムーズになるまでミキサーで混ぜます。
長い一日の終わりに、この気持ちを和らげる、氷入りカモミールとラベンダー・ティザンでリラックスしてください。
作り方:
カモミールティー茶葉 小さじ3杯
ラベンダードライフラワー 小さじ1杯
水 2カップ
砂糖 小さじ3杯
作り方:
- 中サイズの鍋で沸騰するまで水を熱します。
- カモミールとラベンダーを加え、さらに3分間沸騰させます。
- 火元から話して、蜂蜜を溶けるまでかき混ぜます。
- 室温で冷まします。
- 氷の上から注いで頂きます。
参考文献:
Unknown; 10 Amazing Benefits Of White Tea; Organic Facts Website; Accessed 05/25/17
Kraft, S.; How to Drink Green Tea for Weight Loss; Healthy Women Website; Accessed 05/25/17
Unknown; Iced Matcha Green Tea Latte; Pinch of Yum Website; Accessed 05/25/17
Gang, L.; Effects of tea intake on blood pressure; British Nutrition Journal Website; Published 10/01/14
Lin, J.; Mechanisms of hypolipidemic and anti-obesity effects of tea; Molecular Nutrition Website; Published 01/10/06