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エネルギーアップに最適なサプリメント10選

著者:メリッサ・アンゼローン、自然療法医

この記事の内容:


‌‌‌‌常にエネルギー不足を感じる理由とは?

簡単に言えば、エネルギーが足りないのは、体が作り出すエネルギーよりも多くのエネルギーを使用しているからでしょう。科学研究では、エネルギー不足の原因として主に2つの可能性が指摘されています。一つは、炎症反応が増加しているために大量のエネルギーを使用していること。もう一つは、摂取した食物から体が効率的にエネルギーを作り出すことができないことです。

この2つの潜在的原因の間には関連性があります。概して、炎症反応が上昇すると、代謝によるエネルギー生成の効率が低下します。また、高い炎症反応は慢性疾患と関連があると考えられます。つまり、何らかの体調不良がある場合、平常時よりも多くのエネルギーを消費している可能性があるというわけです。

そのような状況でエネルギーを横取りしようとする強敵が、体内のストレスホルモンであるコルチゾールです。コルチゾールが増えると、グリコーゲンという貯蔵糖を分解するよう肝臓を刺激し、脳や筋肉に転送します。すると、そこで糖が分解されてエネルギーが作られます。こうして、どのような状況にも反応できることが、実は裏目に出てストレスになってしまいます。一例を挙げると、仕事の締め切りに間に合うように午前2時まで頑張ろうとすると、脳は普段よりも多くのエネルギーを必要とします。

そうしてコルチゾール値が高くなると、炎症反応がさらに高まりやすくなります。また、高コルチゾール値は、炎症性サイトカイン(主に免疫系細胞から分泌されるタンパク質分子)の放出を伴う傾向があります。これらの分子は炎症反応の強度を高めることができ、免疫系に信号を送って免疫細胞を分散または生成させ、炎症反応の強度を高めることでより多くのエネルギーを使用します。

同様に、午後11時前後に寝て午前7時頃に起きるといった約24時間周期の体内リズムである概日リズム(サーカディアンリズム)を無視したり、夜間の睡眠不足が習慣化すると、コルチゾール値が上昇しやすくなり、上述のようなエネルギー不足の悪循環を招くことになります。

‌‌‌‌体のエネルギー生産の仕組みとは?

主なエネルギーの運搬体であるアデノシン三リン酸(ATP)は、体内の全細胞に存在する有機化合物です。細胞の発電所といわれる細胞小器官(オルガネラ)であるミトコンドリアは、食物からエネルギーを作ろうと働きかけます。しかし、自然な老化プロセスやミトコンドリア自体のエネルギー生産においても、この細胞小器官は活性酸素(ROS)と呼ばれる有害な分子を生成することがあります。これらの分子はミトコンドリアにダメージを与え、エネルギー生産を低下させてしまいます。ミトコンドリアはエネルギー生産の中心的存在であることから、今日では健康なミトコンドリアの維持に重点を置いて研究が進められています。

言うまでもなく、摂取する食物から得られるエネルギーの質は食事内容に左右され、健康な炎症反応をサポート、または妨げるかは食事次第です。例えば、炭水化物が大半を占める食事は、タンパク質や脂質などの多量栄養素に含まれる主要なビタミン他の栄養素が不足しがちで、栄養不良と見なされます。炭水化物の多い食事は、高炎症反応に好都合でもあり、最終的には余分なエネルギー消費につながる可能性があります。

‌‌‌‌エネルギー不足の体をサポートしないとどうなるのでしょう?

高炎症反応は、健康不良を引き起こす諸問題の根源になるという学説があります。他にも、高炎症反応を原因とする痛みのパターンがあるという理論があります。

さらに、高レベルでのエネルギーを生成できなくなると、うつ症状を招きやすくなると考える科学者もいます。また、エネルギー生産能力が低下することで、細菌やウイルスのような病原体に対する抵抗力の低下につながる可能性も否定できません。

コルチゾール値が長期にわたって(6ヶ月以上)上昇すると慢性ストレスとされます。このホルモンがさらに長期間上昇すると、ストレス管理に関与する体の部位が損傷を受けたり脱感作(だつかんさ。感覚が鈍化すること)し始める可能性があります。これまでの研究では、副腎が消耗されると、コルチゾールの慢性的な生産不足と極度のエネルギー不足を引き起こすことが示されています。

‌‌‌‌エネルギーが足りないと感じた時、体をサポートするためにできる生活習慣の修正とは?

矛盾するように聞こえるかもしれませんが、エネルギー生成への刺激に期待できるのは低強度運動です。もちろん、自然食品や多彩な食材を取り入れた栄養価の高い食事は最高のエネルギー源です。糖分の多い朝食用シリアルよりも、鶏肉を一切れ食べた方が良質なエネルギーを多く得られます。重要なのは、健康なエネルギー量を生み出すために自然な概日リズムを意識することです。質・量ともに重要な睡眠は、良好な睡眠衛生を実践することでサポートできます。具体的には、部屋を暗くして寝る、就寝前の電子機器の使用を避ける、夜11時までに就寝する、などがあります。

‌‌‌‌健康なエネルギーレベルをサポートするサプリメント

ニューノーマル(新しい日常)に対応した在宅勤務が定着すると、予想以上にコーヒーの量が増えたという方も多いかと思いますが、活力回復に最適な方法は、体の自然なエネルギー生成をサポートすることです。

そんな時に頼りになるのが、エネルギーアップのサポートに役立つCoQ10アシュワガンダビタミンB群チロシンロディオラ(イワベンケイ)ビタミンDシトルリンメラトニンマグネシウム葉野菜ブレンドなどのサプリメントです。

1. CoQ10

CoQ10(コエンザイムQ10)の特徴は、Qを表すキノンという化合物です。CoQ10は、細菌からヒトに至るあらゆる生体内で自然に生成されています。実は、ミトコンドリアでのエネルギー生成の鍵を握るのがこの必須成分なのです。

このCoQ10は、活性酸素によるミトコンドリアへのダメージを軽減するのにも役立ちます。CoQ10の本質的な役割は、体内の主要なエネルギー源を保護することです。

2. アシュワガンダ

アシュワガンダ(学名 Withania somnifera)は、アダプトゲンに分類される知名度の高いハーブです。

アダプトゲンハーブは、コルチゾールの正常値をサポートするのに効果的です。このハーブは、体内のエネルギーを節約する健康な炎症反応をサポートする働きがあります。また、アシュワガンダの抗酸化特性は、ミトコンドリアをダメージから保護するのに役立ちます。

3. ビタミンB群

ビタミンB群は水溶性ビタミンに属し、多数の生体内化学反応に必要な補因子として作用します。ビタミンB群の多くはミトコンドリアのエネルギー生成に欠かせません。他にも、ビタミンB6のように、正常な神経伝達物質の生成をサポートしてエネルギー保存を助けるビタミンB群もあります。

また、ビタミンB群は活性酸素を抑えることで、ミトコンドリアの健康維持に役立つと考えられています。

4. チロシン

チロシンはフェニルアラニンと呼ばれるアミノ酸から作られる非必須アミノ酸です。この化合物は、エネルギー保存につながる健康な神経伝達物質をサポートする上で重要です。

チロシンは、ミトコンドリア内のエネルギー生成でも重要な役割を担っています。つまり、チロシンが不足すると、エネルギー生成の効率が低下しやすくなるということが考えられます。

5. ロディオラ

ロディオラ(和名イワベンケイ、学名 Rhodiola rosea)は、アシュワガンダと同様のアダプトゲンハーブですが、独自の特性があります。

このハーブは、正常値のコルチゾール生成を促進することで、健康な認知機能とエネルギー生成をサポートすることができます。さらに、集中力をサポートするアシュワガンダは、精神的疲労のエネルギー流出を食い止めることもできます。

6. ビタミンD

ビタミンDは、エネルギー生成に不可欠な栄養素です。ビタミンDは、紫外線に当たると皮膚で作られます。日光を避ける傾向と相まって室内で過ごす時間が増えた昨今では、この必須ビタミンが不足している人が多いのではないでしょうか。

食物を分解してエネルギーに変換する上でも、ビタミンDは重要な役割を果たしています。具体的に、ビタミンDは健康な糖の分解をサポートします。つまり、理論的には、体内の健康な炎症反応をサポートできるというわけです。

‌‌‌‌7. シトルリン

シトルリンは、体内で作られる他、スイカなどの食物からも摂取できるアミノ酸です。この化合物は、細胞内のエネルギー生成に大きく関与しています。

このアミノ酸は、ミトコンドリアで直接エネルギーに利用できる分子の生成を助けます。

‌‌‌‌8. メラトニン

メラトニンは、エネルギー生成の重要な要素である健康的な睡眠サイクルをサポートすることでよく知られています。

メラトニンは、エネルギー生成のために糖の分解が行われる部位とタイミングを調節することで、エネルギー生成に直接的な影響を与えます。また、糖の分解速度を調節するのもメラトニンの役目です。さらに、メラトニンは、正常な血糖値をサポートすることで、健康な炎症反応をもたらすという説もあります。(注:日本国内のお客様へ:メラトニンを含む製品につきまして、iHerbでは2ヶ月分まで購入が可能です)

9. マグネシウム

マグネシウムは300種類を超える生体内反応に関与しています。体内に多く存在するこのミネラルは、エネルギーを生産するミトコンドリアに出入りする物質のバランスをとる対イオンとして機能することで、ミトコンドリアを介したエネルギー運搬をサポートします。

また、マグネシウムは、ミトコンドリアで作られるエネルギーを体内の全細胞で使用する上で不可欠なものです。

‌‌‌‌10. 葉野菜ブレンド

葉野菜ブレンド(スーパーフードブレンド)は粉末状のものが多く、スムージーなどの食品に加えて手軽に栄養補給が図れます。ケール、ビーツ、ホウレンソウといった栄養価の高い野菜を乾燥させてブレンドした製品は、ミトコンドリアの損傷を防ぐ抗酸化サポートを提供する他、エネルギー生成の促進に必要なマグネシウムやビタミンなど重要な栄養素を供給します。

体内でのエネルギー生成は、ありとあらゆる生体機能に不可欠です。このプロセスをサポートする生活習慣やサプリメントを取り入れて大いに活用したいものですね。

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