この度、iHerbの科学アドバイザーであるマイケル・マレー博士が、去る3月2日に『ドクター・オズ・ショーに出演し、免疫系のサポートと病気にかかるリスク低下に役立つビタミンDの働きについて語りました。

ビタミンDと免疫力に関する研究はあるのでしょうか?

ビタミンD3は免疫機能と感染症予防に不可欠と言ってもよいでしょう。また、ビタミンD3はウイルス性呼吸器感染症の発症・死亡リスクを下げることが科学研究で明らかになっています。1-5, 9

権威あるBritish Medical Journal誌に掲載された詳細なレビューでは、幼児期から90歳代までの被験者計11,321人を対象とした25件の臨床試験が評価されました。その結果、ビタミンDを補給することで、呼吸器感染症の頻度が(ビタミンD濃度が不足している人の場合は70%、濃度が十分な人は25%)低下しました。2 

さらに最近では、2020年の研究で、ビタミンDが欠乏している患者は感染症にかかる可能性が2倍以上になるだけでなく、重篤な疾患を発症する可能性も高いことが示されました。4,5, 8

ビタミンD3が欠乏している人は多いのでしょうか?

ビタミンD不足は世界人口の50%以上が直面する問題であり、世界的な公衆衛生上の緊急事態となっています。6ビタミンD欠乏症の有病率は、高齢者、肥満患者、介護施設入所者、入院患者の間で最も高いことがわかっています。特に深刻なアメリカでは、国内の人口の50%近くにおいてビタミンDの血中濃度が不足しており、中でも高齢者介護施設入所者の49%がビタミンD不足であることが研究で明らかになっています。7, 10, 11

ビタミンD3の供給源について

ビタミンD3は魚、卵、牛乳、乳製品などの食品に含まれてはいるものの、実際には体の必要量を満たすには不十分です。一方で、ビタミンD3は、皮膚が強い直射日光を浴びることでも活性化されますが、その生成量には大きなばらつきがあります。 現実的に考えてみると、十分なビタミンD3を確保するためには、やはりビタミンD3のサプリメントを摂取することが理想的と言えるでしょう。

ビタミンDのサプリメントを選ぶポイントとは

大切なことは、ビタミンD3(コレカルシフェロール)含有と表示されている製品を見つけることでしょう。こちらは、別のビタミンDサプリメントであるビタミンD2と比べ、より高活性型です。なお、ビタミンD3の摂取量は、血中濃度50~80ng/mlを目標値として、血液測定の結果に基づき、1日1,000~5,000 IUが目安となります。

さらに詳しい番組内容

マレー博士が出演する番組の模様はこちら(英語)からご覧いただけます。

参考文献 :

  1. Pham H, Rahman A, Majidi A, Waterhouse M, Neale RE. Acute Respiratory Tract Infection and 25-Hydroxyvitamin D Concentration: A Systematic Review and Meta-Analysis. Int J Environ Res Public Health. 2019;16(17):3020. 
  2. Martineau Adrian R, Jolliffe David A, Hooper Richard L, Greenberg Lauren, Aloia John F, Bergman Peter et al. Vitamin D supplementation to prevent acute respiratory tract infections: systematic review and meta-analysis of individual participant data BMJ 2017; 356 :i6583
  3. Ginde AA, Blatchford P, Breese K, et al. High-Dose Monthly Vitamin D for Prevention of Acute Respiratory Infection in Older Long-Term Care Residents: A Randomized Clinical Trial. J Am Geriatr Soc. 2017;65(3):496-503. doi:10.1111/jgs.14679
  4. Griffin G, Hewison M, Hopkin J, et al. Vitamin D and COVID-19: evidence and recommendations for supplementation. R Soc Open Sci. 2020 Dec 1;7(12):201912. 
  5. De Smet D, De Smet K, Herroelen P, Gryspeerdt S, Martens GA. Serum 25(OH)D Level on Hospital Admission Associated With COVID-19 Stage and Mortality. Am J Clin Pathol. 2021 Feb 11;155(3):381-388.
  6. Sizar O, Khare S, Goyal A, Bansal P, Givler A. Vitamin D Deficiency. StatPearls, see https://jp.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK532266/
  7. Parva NR, Tadepalli S, Singh P, et al. Prevalence of Vitamin D Deficiency and Associated Risk Factors in the US Population (2011-2012). Cureus. 2018 Jun 5;10(6):e2741.