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植物ステロールとは?この成分でみずみずしく、ふっくらとした肌を手に入れましょう!

ジョイス・パク博士

この記事の内容:


私はよく自分の患者から肌をキメ細かく、健康に保つためのスキンケア用品で、天然素材で作られているものはないかときかれます。そういったスキンケア用品の中で、近ごろ注目を集めているのが植物ステロールという植物性の化合物に分類される成分です。

‌‌植物ステロールとは? 

簡単に言うと、植物ステロールとは天然の植物性化合物で、コレステロールに似たものです。植物ステロールは様々な植物に含まれていますが、特に ナッツ類や 豆類、 ヒマワリ、大豆、そして ゴマやピーナッツ、ナタネなどの植物油に多く含まれています。植物ステロールには抗炎症作用があると言われており、さらに育毛やコレステロール値の抑制する可能性があるともされています。植物ステロールは経口タイプのサプリメントや塗布用のクリームやローションにも使われています。その中でも今回はこの植物ステロールの美肌効果に焦点を当てて解説していきたいと思います。

植物ステロールに関する科学界の知見

植物ステロールの肌への効果を検証した研究はいくつか存在します。ドイツでの実験では10人の被験者にビタミンやセラミド、植物ステロールなどを含む様々なクリームを試してもらいました。通常、肌が日光に晒されると肌の中のコラーゲンが崩壊してしまいます。しかし実験の結果、植物ステロールとセラミドを含むクリームを使用することで、肌の中の コラーゲン の崩壊を抑制できることが分かりました。日光の紫外線に繰り返し晒されることで肌はコラーゲンを損なってしまいますが、それを抑制できるクリームを塗ることで、エイジングケアにもつながります。さらにこの実験では、植物ステロールを含むクリームにはコラーゲンの成長を促す可能性があることも分かっています。

また別の実験では植物ステロールがコラーゲンの生成だけでなく、ヒトの線維芽細胞(せんいがさいぼう)での ヒアルロン酸 の生成をも促す可能性があることが、判明しています。線維芽細胞とは、肌をつなぎ合わせている細胞の一部で、肌が怪我から回復するのを助ける役割を果たします。その重要性とは?ヒアルロン酸は主要な保湿成分で、肌が水分を保持するのを助けてくれます。実はヒアルロン酸分子1つには、その重量の1000倍の水分を蓄える力が秘められているのです。人は年齢を重ねるごとに、肌の水分を保持する力を失っていきます。それが肌のたるみや乾燥、シワの原因となってしまうのです。しかし、ヒアルロン酸とコラーゲンを増やすことで、肌の若々しいハリを保つことができるかもしれません。

コラーゲンとその重要性

では少し話を戻しましょう。ここで コラーゲン とは何か、そして加齢によってコラーゲンを失うということが何を意味するのかについて解説していきます。 

コラーゲンとは体内にあるとても重要なタンパク質です。細長い鎖状の分子構造を持ち、皮膚や腱、骨などに存在します。実は体全体の3分の1はコラーゲンでできているとも言われているのです。体内のコラーゲンには様々なタイプがあります。コラーゲンは体をつなぎ合わせるための土台としての役割を果たし、体の丈夫さとそのカタチの形成を担っています。その中でも肌にあるコラーゲンは構造の形成をしたり、死んだ細胞を再生を助ける役割を果たします。年齢を重ね、紫外線やタバコの煙に晒されると、体内のコラーゲンの量が減ってしまいます。コラーゲンはまた、閉経した後も減ってしまいます。コラーゲンが減ってしまうと、肌がたるんだり、ゆるんだりし始め、シワができ始めたりすることにつながります。

肌のコラーゲンを高めるのに最適なスキンケア用品

市場には植物ステロールを含むスキンケア用品がたくさん出回っています。気になる方はご自身でもお試しされると良いかもしれませんね。 マイルド・バイ・ネイチャー(Mild by Nature)は様々なボディバターを販売しているブランドです。このブランドのボディバターには 植物性植物ステロールが含まれており、さらに シアバター 、モリンガオイルで保湿効果が高められています。

植物ステロールを含むもの以外にも、コラーゲンの生成を促したり、コラーゲンの崩壊を抑制したりするためのスキンケア用品はあります。

レチノイドとレチノール

レチノイドとレチノール は ビタミンA の誘導体、つまりビタミンAを改良した化合物で、コラーゲンの生成を促してくれる可能性があります。この2つの成分は市販薬、または処方薬として入手できます。処方薬として手に入るレチノイドは、肌が直接利用できるような形態になっているので、効果も高くなっています。また、レチノイドにはシワを目立たなくキープしたり、毛穴の黒ずみを抑えるなど、肌の全体的な見た目とハリを保持するのに役立ちます。

ビタミンC

ビタミンCもコラーゲンの生成にとても役立つ成分です。ビタミンCは酸素原子と水素原子のアミノ酸に結合させる助けをし、コラーゲンを安定化させるのに役立ちます。ビタミンCのこの働きにより、コラーゲンが肌のフォームを形成しやすくなります。また、ビタミンCにはコラーゲンの生成を助けるだけでなく、日光や毒素に晒されることで起きるDNAへのダメージをカバーする抗酸化作用もあります。エイジングケアや肌の保護を目的としてスキンケアをする場合には、 塗るタイプのビタミンC製品を取り入れることが不可欠です。

ライフスタイルの改善でコラーゲンを保護

コラーゲンの崩壊を抑制したい場合は、肌のコラーゲンを減らしてしまうような有害な毒素を避けることが大切です。喫煙や過度の飲酒、大気汚染、そして紫外線を避けるなどの対策をとりましょう。紫外線は肌の老化の原因となる紫外線A(UVA)、そして皮膚ガンのリスクを高めてしまう紫外線 B(UVB)など、違った波長で私たちのもとに届きます。紫外線に晒されないようにするには、午前10時から午後4時までの日光に晒される危険性の高い時間は、なるべく日陰にいるようにし、日よけ効果のあるUPF値の高い服や帽子を被りましょう。また、様々な波長に効果のあるSPF 30以上の 日焼け止め を常に使用するようにしましょう。また、日に当たることがなさそうな日でも、日焼け止めは忘れないようにしましょう。肌が敏感な方は、酸化亜鉛か酸化チタンが入っている紫外線散乱型の日焼け止めを探しましょう。これらの成分はアレルギーを起こす可能性が比較的低いと言われています。

食べるものも肌に影響する。食べ物の中にはコラーゲンの成長を促す可能性があるものがあり、それらの食べ物は他の食べ物よりも肌にいいと言えます。例えばフルーツや野菜、脂肪の少ない部位の肉、タンパク質(特にサーモン )などが含まれます。また、難しいかもしれませんが、塩や砂糖の摂り過ぎや脂っぽい食べ物を避けるようにしましょう。

経口タイプの コラーゲンサプリメントの効果はどうでしょう。近年、様々な会社がコラーゲンドリンクや錠剤を次々と生産しており、この分野にはとても注目が集まっています。科学的な研究では様々な結果が見られます。ある研究では人、そしてペトリ皿上の肌細胞に対して行った複数の実験の結果をもとに、経口タイプのコラーゲンサプリは肌の潤いとハリを高め、肌の健康を助ける効果があると暫定的に結論づけています。しかし、どのぐらいの容量が最適なのか、あるいはどのような形態が一番いいのかという部分はまだ明らかにされていません。一方で経口タイプのコラーゲンはとても安全で、被験者に副作用が出たという例はありません。この分野については今後も注目し続けていくつもりです。

今回の記事ではコラーゲンの重要さやそれがどのように崩壊してしまうか、その崩壊を抑制するにはどうすればいいのか、コラーゲンの生成をサポートする方法などについて解説しました。この知識をもとに、健康的でハリのある肌を目指しましょう。 

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