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症状

誰もが恐れる子どもの胃腸炎の対処法

2月 15 2018

執筆者:クリステン・ブルーノ医学博士

子ども急性胃腸炎(AGE)のことを、イライラしている親達がよく「お腹のウイルス」などと簡単に呼んでますが、大抵この病気は何種類かのウイルスが引き起こすものです。この病気のウイルスは、それぞれ流行のシーズンが決まっていますが、突発的に流行することもあります。

ノロウイルス

一年中いつでも流行しますが、突発的に起きることがよくあり、一般的に幼い子どもがよく感染します。嘔吐が長引くのが特徴です。

ロタウイルス

2006年に予防接種が始まるまで、小さな子どもの急性胃腸炎の一番の原因でした。予防接種が行われるようになってからは、ロタウイルス感染のケースが最大90%も減少し、現在はノロウイルスが原因のトップになっています。気候が温暖な地域では、ロタウイルスは秋や冬に感染数がピークに達し、感染者は幼い子どもがほとんどです。特に乳児や幼児が重度の下痢を起こします。

アデノウイルス

主に4歳以下の子どもがこのウイルスにかかります。夏に流行のピークを迎えますが、どの季節でも感染の可能性があります

サポウイルスとアストロウイルス

どちらのウイルスも幼い子どもや乳児がかかるもので、一年のどの季節にも感染がみられます。ノロウイルスやロタウイルスよりも症状は軽いです。

子どもの急性胃腸炎の症状

急性胃腸炎は、年齢差や個人差、季節差などがありますが、以下の2つが典型的な症状です。

  • 下痢: 急性胃腸炎で腸がダメージを受け、水分が多くてゆるい大便が頻繁に出ます。粘液や血が混ざっているケースも少ないながらもあります。下痢は一週間かそれ以上続くこともあり、水分や電解質が体から失われます。
  • 嘔吐: 急性胃腸炎で半数以上の子どもに嘔吐の症状がみられ、水分や電解質が失われます。通常1~2日で治まります。

その他の症状として、発熱、けいれん性の腹、筋肉の痛み、疲労、食欲不振、水、のどの痛みなどが挙げられます。一般的に、上記のウイルスに初めて感染した時に症状が一番重くなると言われています。これが、幼い子どもや乳児が重症になりやすい理由です。

お腹のウイルスが原因の脱水症状

急性胃腸炎の重症度は、乳児や子どもの脱水症状の度合いでわかります。

軽度の脱水症状: 口の中が多少乾いていて粘り気があり、多少めまいがしたり、尿の量が通常より少なかったりします。急性胃腸炎が原因の脱水症状は軽度なものがほとんどで、家で水分補給をすれば大丈夫です。

悪化が続く脱水症状: 特徴的な症状は、口の乾き、尿量の減少、心拍数の増加、速くて深い呼吸、乳児の頭の柔らかい部分がへこんでいる、目がくぼんでいる、泣いても涙が出ない、体がだるい、すぐに不機嫌になるなどです。乳児や幼い子どもは脱水症状が比較的悪化しやすく、点滴での水分補給が必要になることもあります。

急性胃腸炎にかかったら、失った水分や電解質の補給が最優先事項です。経口補充療法(ORT)の液には適切な割合の塩と砂糖が含まれています。乳児や幼い子どもには、Pedialyteをおすすめします。年上の子どもには、水や電解質入りのスポーツドリンクを飲ませても大丈夫です。飲んでも全て吐いてしまう状態でない限り、母乳や通常濃度の粉ミルクは中止しないでください。

嘔吐がある時には、水分は少量をゆっくりと取らせてください。アイスキャンディーをなめさせるのも得策です。水分補給が十分できて嘔吐が止まったらすぐに、普通の食事を再開してください。その際は、脂肪分や糖分の多い食事は控えてください。お腹が空いたからといってピザを食べさせるのは良くないですね。

急性胃腸炎の治療

重症の急性胃腸炎にはゾフラン(オンダンセトロン)のような処方薬が必要になるかもしれませんが、ほとんどのケースでは、水分補給やその他の家庭療法で済みます。ウイルス性急性胃腸炎による下痢の頻度と期間の両方を少なくするには、プロバイオティクスが役立ちます。副作用がないのが良い点です。乳児にも子どもにも安心して使えます。お腹のウイルスの症状が出始めた時点で、プロバイオティクスを飲ませ始めてください。5~7日間毎日与えることをおすすめします。

下痢はおむつが当たっている部分の敏感な皮膚にダメージを与えます。大便が皮膚に接触する機会が増えるので、おむつかぶれが起こります。乳幼児の急性胃腸炎で非常によく見られるもので、ケアが大変です。以下でおむつかぶれの治療のポイントをご紹介します。

  1. 空気にさらす時間を設ける: オムツを外して皮膚を空気にさらしてください。
  2. バリア: 酸化亜鉛がベースの軟膏やペーストをおむつ替えの度に塗ってください。おむつを替える際に前回塗ったものをすべて拭き取ろうとはしないでください。便を皮膚からしっかりと取り除くだけでいいです。その後にバリアを付け足してください。
  3. きれいに: 清潔で乾いた状態の皮膚を維持できるよう心掛けてください。お尻拭きや温かいお湯で湿らせた柔らかい布で、排泄物を拭き取ってください。それほど小さくない乳児なら、1日1回重曹を入れた湯船の中に10分間ほど座らせると、おむつかぶれの皮膚を癒すことができます。
  4. おむつ替え: 頻繁におむつを替えてください。

急性胃腸炎の予防

生後2か月、4か月、6か月の乳児全員に、ロタウイルスの予防接種をおすすめします。最初の1~2年間、ウイルス感染を予防できます。

急性胃腸炎の子どもの面倒を見ている人は、手洗いが感染予防に役立ちます。おむつ替えの後や、排泄物や嘔吐物に触れた後に、石鹸と水で手を洗ってください。市販されているアルコールベースのハンドサニタイザーよりも、石鹸のほうが効果的です。また、子どもが他の子どもへウイルスをあげないよう気を付けることも大事です。すべての症状がおさまってから数日後の便の中のウイルスにも感染能力はあり、また、症状が現れる前に周りの人が感染する恐れもあります。保育所や学校へ戻る時期について様々なアドバイスがありますが、他の子ども達への感染のチャンスを減らすことを重点に考えると、厳しいアドバイスのほうが良いと考えられます。

次のような場合、子どもを外出させないでください。

  • 1日に2回またはそれ以上の回数下痢をしている。または、おむつから漏れるような大便をしている
  • おむつをしていない子どもが大便を漏らす
  • 24時間以内に嘔吐があった

お腹のウイルスのケアは決して楽しいものではありませんが、正しい方法で予防やケアを行えば何とか乗り切れるものです。

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