多くの方が経験する抜け毛は、人によっては自尊心に影響を及ぼしかねない問題です。どのようなタイプの脱毛症においても、根本的な原因を見極めることが治療の鍵となります。

抜け毛の原因となる要素はいくつかありますが、特に多い要因は以下の通りです。

  • ストレス
  • 栄養不良
  • 自己免疫疾患:円形脱毛症
  • ホルモンの変化:男性型脱毛症

ストレスによる抜け毛

ストレス性の脱毛は、正式には休止期脱毛症と呼ばれます。抜け毛を引き起こすストレス要因には肉体的・精神的ストレスや病気が挙げられますが、薬物治療が原因となる場合もあります。脱毛は数週間以内に起こることが一般的ですが、ストレスの影響で抜け毛の進行が早くなったり遅くなったりすることが報告されています。

正常な髪の毛は、成長期、退行期、休止期という3つの段階からなるヘアサイクル(毛周期)をランダムに繰り返しています。ところが、何らかのきっかけでこのサイクルが乱れて一気に退行期に入り、過剰な抜け毛が発生してしまうことがあります。その際、ストレス要因が一時的なものであれば髪は徐々に回復していきますが、慢性ストレスの場合は長期的な脱毛につながりやすくなります。

また、降圧剤(血圧降下剤)をはじめ、アンフェタミン、リチウム、クマジンといった薬剤が抜け毛を引き起こすケースがあることが研究で示されています。そのため、近頃急に抜け毛が増えたという方は、最近服用し始めた薬剤があるかどうかを確かめることで、潜在的な原因がわかるかもしれません。

その他にも、甲状腺異常が抜け毛の原因となると言われているため、気になる方は甲状腺の検査を受ける必要があるでしょう。さらに、妊娠中のストレスで一時的に抜け毛が増えることもあれば、急性の感染症で一過性の脱毛が起こることもあります。

ストレス性脱毛症の対処法

仮に、抜け毛の原因がストレスだとしても、それを唯一の根本原因と判断する前に、他の要因がないか確認することが大切です。前述の通り、ストレス性の脱毛症であれば、通常は時間と共に回復します。まだ研究は進んでいませんが、イネ科の穀物であるキビのエキスが育毛促進に役立つというデータがあります。ただし、キビを大量に摂取すると甲状腺機能が低下し、逆効果になる可能性もあります。

一方、別の小規模な臨床試験では、クルクミンボスウェリアブドウエキスを含むサプリメントを用いたところ、ストレス性脱毛症の改善に期待できることが示されました。

また、男性型脱毛症と休止期脱毛症の両方を評価した別の小規模試験では、ハーブのシャンプーと直接塗布するハーブ液を併用することで、徐々に効果が高まることがわかりました。ちなみに、これらの製品に含まれていたのは、イラクサカモミールノコギリソウ, ローカストビーンガム(マメ科植物のキャロブの胚乳に含まれる多糖)、ツクシのエキスです。

アダプトゲンハーブ(ストレスに対する適応力を高めるハーブ)を用いた休止期脱毛症治療に関するエビデンスはほとんどないものの、ストレス耐性を向上させる効果が実証されていることから、有益と言えるのではないでしょうか。ストレスに対する全体的な反応を改善するエビデンスがあるハーブには、アシュワガンダ朝鮮人参イワベンケイ(ロディオラ)エゾウコギチョウセンゴミシなどがあります。

栄養不良による脱毛症

原因不明の抜け毛がある方は、栄養状態を調べることで要因を特定できるかもしれません。鉄分、亜鉛、ナイアシン(ビタミンB3)、必須脂肪酸、ビタミンD、ビオチンなどの栄養素が欠乏すると抜け毛が起こりやすくなります。

鉄分

鉄分が不足すると、人によっては抜け毛が増えることはよく知られています。通常は、鉄分を補給することで発毛が回復しますが、中には鉄に反応しない体質や症状もあります。そこで有望視されるのが、鉄分と必須アミノ酸の一つであるリジンまたは鉄分とビタミンCの組み合わせです。これは、リジン、ビタミンCともに鉄分の吸収を高めることが示されているためです。

‌‌‌‌亜鉛

限定的ではありますが、亜鉛欠乏も抜け毛に関与している可能性を示すエビデンスがあります。研究では、抜け毛の多い被験者の一部に亜鉛が不足しており、亜鉛を補給することで育毛が促進されたことがわかっています。

‌‌‌‌ナイアシン(ビタミンB3)

ビタミンB3濃度が低い状態(ナイアシン欠乏症)はペラグラという代謝内分泌疾患を引き起こします。一般的なペラグラの症状には、皮膚の光線過敏症、下痢、認知症などがありますが、抜け毛が発生することもあります。以前は多かったペラグラも、今では栄養強化のおかげで希少な疾患となりました。このように、完全なナイアシン欠乏はまず見られませんが、ナイアシンの一種であるニコチン酸の外用剤は、6ヶ月で髪の量を改善するのに役立つことがわかっています。

必須脂肪酸

必須脂肪酸も髪と皮膚の健康にも重要と言えるでしょう。必須脂肪酸が不足すると、抜け毛が増えたり、髪が変色する(髪の色が薄くなる)ことがあります。必須脂肪酸による脱毛治療に関するデータはほとんどありませんが、必須脂肪酸欠乏は多くの人が抱える問題ではあるものの、サプリメントで簡単に改善できます。

ビタミンD

ビタミンDには育毛促進の可能性を示唆するエビデンスがあり、ビタミンD不足がさまざまなタイプの脱毛症と相関関係にあることが研究で示されています。男性の場合、ビタミンDの欠乏度が高い人ほど、早期脱毛が進行していることがわかりました。一方、治療に関しては、脱毛症の女性を対象とした研究で、ビタミンDを補給することで発毛回復が促進されることが明らかになりました。

ビオチン

ビオチンは、髪、皮膚、爪用の製剤によく含まれている栄養素であり、確かにビオチンが不足すると抜け毛につながりやすいとはいえ、一般にビオチン欠乏は稀と考えられています。ただし、脱毛症の女性を対象とした最近の研究では、被験者の38%がビオチン欠乏であることが判明しました。ビオチン欠乏の原因としては、生の卵白の過剰摂取をはじめ、妊娠、一部の胃腸障害、アルコール依存症、薬剤(バルプロ酸やイソトレチノイン)の使用などが挙げられます。なお、ビオチンの育毛効果については、主にその可能性を示唆するケーススタディ(事例研究)が報告されていますが、臨床試験はほとんど行われていません。

自己免疫疾患による脱毛:円形脱毛症

他にも、抜け毛の原因に円形脱毛症があります。円形脱毛症は自己免疫疾患の一つで、文字通り円形または楕円形の脱毛斑が現れますが、重症の場合は全身の毛が抜けてしまうこともあります。また、自然に回復する円形脱毛症もあれば、再発するケースもあります。

過去に行われたある臨床試験では、タイムローズマリーラベンダーシダーウッドエッセンシャルオイルホホバグレープシードオイルで希釈して治療に使用しました。その結果、これらのハーブを使用した被験者の44%に改善が見られたのに対し、ハーブを使用しなかった対照群の改善率は15%にとどまりました。別の試験では、標準的な治療法に外用ニンニクジェルを組み合わせ、3ヶ月間にわたってこのジェルを塗布したところ、脱毛斑の縮小と発毛改善が認められました。ニンニクと同様に、タマネギ汁の塗布も優れた効果を発揮し、6週間後には男性のほぼ94%、女性の71%に明らかな発毛が見られました。

さらに、ハーブエキスの経口摂取も有効であることが示されており、ビタミンB2にシャクヤク根エキスまたは甘草根(かんぞうこん)を組み合わせたところ、3ヶ月後には被験者の約70%が「著しく効果がある」と評価しました。

ホルモンの変化:男性型脱毛症

脱毛症の中で圧倒的に多いものといえば男性型脱毛症(AGA。女性の場合は女性男性型脱毛症、FAGA)です。男性型脱毛症の発症には、他にも要因があるとはいえ、特にホルモンが重要な役割を担っています。男性の標準的な治療法には、テストステロン(男性ホルモン)の代謝物であるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を阻害する薬剤などがあり、女性の場合はテストステロンを減少させる薬がよく用いられます。

ノコギリヤシは、男性の良性前立腺肥大症(BPH)の治療薬として広く推奨されているハーブであり、男性型脱毛症に用いられる標準的な治療法のようにDHTの形成を阻害することで、少なくとも部分的には前立腺に効果があるというデータがあります。抜け毛に対するノコギリヤシの効果を評価した最近のレビューでは、全体的な髪質が60%改善されたという結果が出ていますが、その効果を断定するにはさらなるエビデンスが必要です。

緑茶エキスにもDHTの生成を阻害する作用があると考えられており、男性型脱毛症に対処するための局所製剤として提案されています。小規模な短期研究では、緑茶エキスをボランティア被験者に塗布したところ、育毛を促進するとみられることがわかりました。ただし、脱毛に対する効果を確かめるには、長期の臨床試験が必要でしょう。

パンプキンシードオイルにもDHTの生成を抑える効果があるようです。男性を対象に、男性型脱毛症の治療としてパンプキンシードオイルを用いた試験では、このオイルを毎日摂取した群は6ヶ月後に毛髪数が40%(プラセボ群は10%)増加したことがわかりました。

朝鮮人参は、その補気(ほき:「気」を補って高める)作用により中医学を代表するハーブです。研究では、朝鮮人参が育毛サポートに役立つことが示唆されており、6ヶ月間の臨床試験では髪の密度と太さが改善されました。

最後に、脱毛症治療に1%のローズマリーオイルを塗布した場合と、標準的な外用薬を使用した場合を比較した試験では、3ヶ月経過した時点ではいずれの治療法にも効果は見られませんでしたが、6ヶ月後にはローズマリーオイルに標準製剤と少なくとも同等の効果があることが示されました。

まとめ

抜け毛は多くの方の悩みでありながら、標準的な治療法では100%効果があるとは言えず、副作用も懸念されるため、対処しにくい問題と言えるでしょう。薄毛は自尊心に影響を及ぼしかねないため、脱毛症を改善することは心の充実感を得る上で大変重要です。

標準的な治療法では問題がある場合、最小限の副作用で、脱毛症の進行をある程度抑えやすくする自然療法がいくつかあることが研究で示唆されています。それにはまず、抜け毛の原因を突き止め、適切な治療を行うことが大切です。今後研究が進み、どのようなタイプの脱毛症にも安全かつ有効な治療法が増えていくことにも期待して行きたいですね。

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