beauty2 heart-circle sports-fitness food-nutrition herbs-supplements
健康

フィッシュオイルとうつ病

4月 26 2017

うつ病の治療において、医師らが医薬品を用いた脳化学処置に頼らなくなり、代わりに、脳化学の支持に注目するとしたらどうなるでしょう?ピッツバーグ大学で行われたフィッシュオイル サプリメント摂取を伴う新たな研究結果によると、うつ病に悩む大学生や抗うつ剤の服用を必要とする大学生が減少したようです。

うつ病は、大学生にとって大きな問題です。最近の調査では、学生の30%が深刻なうつ症状により機能能力に支障をきたし、さらに、6%は過去12カ月の間、真剣に自殺を考えたという結果が出ました。処方抗うつ剤に対して考えられる有害反応および相対的無効性を前提として、このような若年成人を適切な栄養とサプリメントによる栄養補給でサポートすることが大切です。結局のところ、プロザック他の抗うつ剤の欠乏によりうつ病に陥るわけではなく、フィッシュオイルの長鎖脂肪酸のように必要不可欠な要素が欠乏することがうつ病の主な原因となり得るものです。

背景データ:

過酸化脂質、重金属、環境汚染物質やその他の有害化合物を含まない長鎖オメガ-3脂肪酸EPA(エイコサペンタエン酸)およびDHA(ドコサヘキサエン酸)の吸収を目的に濃縮されたフィッシュオイルサプリメントは、栄養医療に革命をもたらしました。科学的証拠の巨大組織が、フィッシュオイルサプリメントがうつ病やその他の脳関連疾患を含む60種類以上の健康状態を予防する、または有効であると証明しています。

フィッシュオイルの摂取量が高い国々では、うつ病性障害の発生率が低いという研究結果も報告されています。

脳機能に対するオメガ-3脂肪酸の重要性は、神経細胞膜のリン脂質組成におけるオメガ-3脂肪酸の役割と関連しています。研究では、EPAとDHAに次のような作用があることが明らかになりました:

  • 脳細胞膜の流動性。
  • 神経伝達物質合成。
  • 神経伝達物質結合。
  • 信号伝送。
  • セロトニン、エピネフリン、ドーパミン、ノルエピネフリンといった神経伝達物質を分解する重要酵素の活性。

EPA・DHA抽出のため濃縮されたフィッシュオイルが、推奨用量レベル(例: 1,000〜3,000 mg EPA+DHA)摂取された場合、うつ病や双極性障害(躁うつ病)患者に効果があることが示されました。但し、これらの研究は主として大学生らより年齢の高い成人に焦点を当てられたもので、通常処方抗うつ剤を服用する患者を対象に行われたものです。

新たなデータ:

うつ病に悩む若年成人層へのフィッシュオイルサプリメントの効果を評価するため、平均年齢20歳の被験者23人(うち女性78%)を対象に二重盲検研究が行われました。標準アンケート調査(ベックうつ病評価尺度[BDI])において10点以上という点数を見ても明らかなように、この被験者らは有意なうつ病を発症し、抗うつ剤を服用していませんでした。被験者らは、無作為にプラセボ(コーン油)群またはフィッシュオイル群(1.4 g エイコサペンタエン酸EPAおよびドコサヘキサエン酸DHA)に割り当てられました。BDIは、サプリメント摂取の前に、また研究第21日目にも記入されました。

その結果、被験者群間のうつ病状況において著しい違いが実証されました。フィッシュオイルを摂取した被験者では、67%がもはやうつ状態の基準を満たさなくなり、一方、プラセボ群ではわずか20%がうつ病でなくなる結果が出ました。

解説:

これらの結果は非常に有意義なもので、低用量のフィッシュオイルサプリメントが気分の高揚に極めて迅速な結果をもたらすことを示すものです。優れた結果ながら、治療目的に使用される場合、私のフィッシュオイル推奨摂取量は3,000 mg EPA+DHAです。この用量レベルであれば、より年齢の高い被験者を対象に行われた過去の研究に基づいて、さらに優れた結果が出たことでしょう。

さらに、私は過去数年に渡り、気分や脳の健康、記憶力、加齢に伴う精神的退化を改善するため、栄養学的取り組みを考える研究を取り上げたニュースレターをいくつか特集しました。焦点となる主要分野は、炎症の軽減、血糖値の管理、スーパーニュートリションを用いた必須構成要素供給の他、食事やサプリメントから吸収される抗酸化物質摂取による損傷から脳を守ることです。

食事に関しては、地中海食または新しい北欧食(ノルディックダイエット)が役立つと思われます。サプリメント摂取については、フィッシュオイルに加えて、主に以下の3種類が推奨されます:

#1. あらゆるビタミンおよびミネラルの少なくとも推奨食事摂取量を供給する高品質のマルチビタミンおよびミネラルサプリメントを摂取。

#2. 血中濃度を最適な範囲(50〜80 ng/ml)に上げるビタミンD3  (通常毎日2,000〜5,000 IU)を摂取。

#3. クルクミン (セラクルミン)、青汁製品レスベラトロールブドウ種子または松樹皮エキス、 といったフラボノイドが豊富なエキス等、植物由来の抗酸化物質を追加摂取。

参考文献:

Ginty AT, Conklin SM. Short-term supplementation of acute long-chain omega-3 polyunsaturated fatty acids may alter depression status and decrease symptomology among young adults with depression: A preliminary randomized and placebo controlled trial. Psychiatry Res. 2015 Sep 30;229(1-2):485-9.

健康

再利用可能な自家製蜜蝋(ミツロウ、ビーズワックス)食品ラップ

健康

L-セリン :ALS(筋萎縮性側索硬化症)、パーキンソン病、アルツハイマー病対策への急進的な新アプローチ

健康

ミトコンドリアをパワーアップして健康に