ハッキリ聡明な毎日をサポートする自然由来の成分にはたくさんの種類が存在します。脳は身体の中でも最も活動的な部分です。

自然由来の成分の中でも、「体を全体的にサポートする天然成分」として知られるフラボノイドは今多くの注目を浴びています。 果物や花、植物の鮮やかな色彩は、これらの成分によるものであり、植物の健康だけにとどまらず、人間の健康にも良い影響を与えることで知られています。

現在に至っては、8千種類以上のフラボノイドが発見されており、還元作用のサポート、いつまでも生き生きと過ごしたい方の若々しさのサポート性を持つフラボノイドですが、フラボノイドの種類によって体内での作用に多少の違いがあります。

フィセチンとは?

フィセチンは最も研究されているフラボノイドの一種です。1フィセチンはダークチョコレートやカカオに含まれるフラボノール分子に似ており、果物や野菜に微量に含まれています。

フィセチンはイチゴに最も多く含まれており、またリンゴにも豊富に含まれています。イチゴにはリンゴに含まれているフィセチンの量の5倍の量が含まれており、マンゴーやキウイ、ブドウ、トマト、玉ねぎ、きゅうり、また様々なナッツ類と比べると、30倍以上のフィセチンが含まれています。

しかし、これらの食品に含まれるフィセチンの量ではサプリメントから摂取できる量には匹敵しません。日本人のフィセチンの1日の摂取量は約0.4mgですが、サプリメントを取り入れることで1日目安で100mgにも及ぶフィセチンを摂ることがでます。

フィセチンが持つ健康的メリット

ケルセチンレスベラトロールグレープシードエキスなどのフラボノイド供給源と同様、フィセチンには様々なメリットがあります。この記事では、健やかで冴え冴えとした毎日のためのフィセチンの特徴について紹介しています。

フィセチンは以下をサポートすることで冴え冴えとした毎日をサポートします。

  • 還元作用をサポート
  • 体内におけるグルタチオンの量をサポートし、いつまでも生き生きと過ごしたい方をサポート
  • 細胞レベルでサポート
  • 物忘れが気になる方をサポート

フィセチンのサポート性に関する多くの研究はサン・ディエゴにあるSalk Institute(ソーク研究所)で実施されており、「向知性」に関して調査が行われています。 「向知性成分」とは冴え冴えサポートとぼんやり対策にとって重要な成分です。向知性を持つ他の天然成分には、ヤマブシタケエキスCoQ10を含むPQQレスベラトロールクルクミンなどが含まれます。

フィセチンは神経系に影響を及ぼす成分なため、他の成分と比べて優秀な成分と考えられています。フィセチンのように神経系に影響を与える成分は細胞レベルで健康をサポートするため、他の成分に比べ、より効率的に日常をサポートします。

日常のぼんやり対策を細胞レベルでサポートすることから、学習や仕事などにも好影響を与えてくれます。 このように、フィセチンはうっかりが気になる方にも最適な成分と言えます。

様々な動物を参考に行われたフラボノイドに関する調査によると、フィセチン、また類似するフラボノールのみがサポート性を持つことが明らかになっています。2

フィセチンの作用

フィセチンは必要とされる箇所に届くことができるため、向知性に対するサポートが期待できます。また、フィセチンの働きは他のフラボノイド成分と比べ少し異なっていますが、多くの作用もまた共有しています。例えば、フィセチンはレスベラトロール同様いつまでも生き生きと過ごしたい方のためのサポート性を有しています。フィセチンは細胞レベルにおいても同様のサポート性を発揮します。この作用に関しては、ケルセチンと比べても2倍の有用性が期待できます。

他のフラボノイドと同様、フィセチンは還元成分であるグルタチオンの生成をサポートします。グルタチオン量をサポートすることで細胞エネルギーを同時に助け、様々なメリットを及ぼしてくれます。2

フィセチンの作用で最も大事なのがERK経路の有用化です。3 ERKは「細胞外シグナル調節キナーゼ」の略であり、 キナーゼとは酵素の一種を意味します。要するに、ERKとは細胞外の何かが細胞内にシグナルを伝達し、キナーゼ酵素を活性化することを意味しています。

フィセチンはタンパク質の生成にも大事な役割を担っており、コミュニケーション機能を司る脳内のサポートを提供します。体内におけるよりスムーズなコミュニケーションを助け、細胞の健康をサポートします。

このように、ERK経路を活性化することで、フィセチンはいつまでも聡明で冴え冴えとした毎日をサポートすることができる大切な成分と言えるでしょう。尚、これらの作用は複数の研究により支持されています。2,3

フィセチンの1日の推奨摂取量

人を対象としたフィセチンの研究はこれまでで2回しか行われていませんが、これらの研究の参加者は1日100mgを摂取しています。5,6 1日100mgの基準は幾度となく行われた動物を対象とする研究から得られたデータをもとに、米国のFDA(米国食品医薬品局)ガイドラインに準拠して設定された値となります。

注:Novusetin®(ノボセチン)はハゼノキに由来する高品質なフィセチンの抽出物です。

参考文献:

  1. Khan N, Syed DN, Ahmad N, Mukhtar H. Fisetin: a dietary antioxidant for health promotion. Antioxid Redox Signal. 2013;19(2):151-162. 
  2. Maher P. How fisetin reduces the impact of age and disease on CNS function. Front Biosci (Schol Ed). 2015 Jun 1;7:58-82. 
  3. Maher P, Akaishi T, Abe K. Flavonoid fisetin promotes ERK-dependent long-term potentiation and enhances memory. Proc Natl Acad Sci U S A. 2006;103(44):16568-16573. 
  4. Small GW, Siddarth P, Li Z, et al. Memory and Brain Amyloid and Tau Effects of a Bioavailable Form of Curcumin in Non-Demented Adults: A Double-Blind, Placebo-Controlled 18-Month Trial. Am J Geriatr Psychiatry. 2018;26(3):266-277.
  5. Wang L, Cao D, Wu H, Jia H, Yang C, Zhang L. Fisetin Prolongs Therapy Window of Brain Ischemic Stroke Using Tissue Plasminogen Activator: A Double-Blind Randomized Placebo-Controlled Clinical Trial. Clin Appl Thromb Hemost. 2019 Jan-Dec;25:1076029619871359. 
  6. Farsad-Naeimi A , Alizadeh M , Esfahani A , Darvish Aminabad E . Effect of fisetin supplementation on inflammatory factors and matrix metalloproteinase enzymes in colorectal cancer patients. Food Funct. 2018 Apr 25;9(4):2025-2031.