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健康

体から重金属を除去

8月 28 2019

エリック・マドリード医学博士

この記事の内容:

私たちは気づかないかもしれませんが、日々、 ヒ素、鉛、水銀、カドミウムなどの毒物にさらされています。 

重金属汚染への露出が続くと、その毒性により環境内のすべての生命体に大きな脅威をもたらすことが示されています。この100年間、これらの重金属やその他の毒素は工業的に利用され続けており、水、食糧、空気、さらには家庭環境で見つかるようになっています。重金属は、ひとたび体内に入ると組織や臓器に蓄積し、健康に害を及ぼす場合があります。 

人間一人ひとりの体からは、ある程度の重金属が見つかります。これを完全に取り除くことはできません。しかし、適切な食事、栄養、ライフスタイルを通して露出を抑え、排泄を促進することができます。

100年前のアメリカ、ロシア、日本、中国では、がんは稀な病気とされていました。しかし、今やがんは世界中で一番の死亡原因とされています。2006年の研究によると、ヒ素が膀胱がんに影響するなど、重金属への露出はがんの発症を高めることが証明されています。また2013年の研究によると、重金属への露出はアフリカでも深刻な問題とされました。

20世紀の変わり目では、がんを患うアメリカ国民はわずか3%でした。その数字は1950年までには20%に、そして2000年までには38%にまで上昇しました。医師たちは、2020年までには2人に1人の国民が、人生のいずれかの段階で命に関わるがんを患うと予測しています。 

多くの政府機関が、より厳格な環境基準や汚染規制を課すなど重金属への露出対策に取り組む一方で、私たち自身が露出を避けるよう最善を尽くすだけでなく、体の自然的な浄化作用を最適化する必要があります。体には、毒素を排出するため生まれつき備わっている能力があります。 

毒物への露出による症状

毒物への露出による症状は、ほとんどまたは全く見られないもの、中等度から重度なものなど、多岐にわたります。すべての人々が重金属にさらされており、熟慮されたアプローチを利用して特定し、露出を最小限に抑え、体から取り除くように目指す必要があります。 

急性または慢性的に重金属にさらされた場合に生じる症状として、次のようなものがあります。また、これ以外の症状を感じる場合もあります。

  • 慢性的な咳
  • 慢性疲労
  • 認知機能障害および精神錯乱
  • 下痢
  • 目まい
  • 免疫力の低下による感染症の頻発
  • 頭痛
  • 筋肉痛
  • 後鼻漏および粘液分泌
  • 息切れ

露出を避ける

2017年に出版されたジョゼフ・ピゾルノ博士著の「The Toxin Solution」によると、普段から人は、毒素、化学物質が多く含まれる食品、ペンキ、印刷物のインク、難燃剤、冷却剤、木造床、スコッチガードで処理した衣服などから生じたベンゼンや化学薬品に絶えずさらされていることが示されています。…”どのような対策を講じたとしても、完全に避けることはできません。 

まずは、体内に取り込まれる食べ物や時間を過ごす環境に気を配りましょう。あらゆる予防策を講じて露出を抑える、または避けることが大切です。毒物と薬物の違いは、単に投与量にあると言われています。これは、私たちがさらされる非薬物的な化学薬品にも同じことが言えます。露出を完全に避けることはできないかもしれませんが、投与量を減らすことで健康を最適化できる場合があります。 

一般的な重金属には次のようなものがあります。

ヒ素 

殺虫剤の生産によく使われる物質です。ジョンズ・ホプキンスのレポートによると、一般的な汚染源は、飲料水、タバコ、商業生産された鶏肉であることが示されています。体内のヒ素量が増えると、糖尿病リスクの上昇、疲労、頭痛、筋肉痛、腸の病気、精神障害、指の爪(ミーズ線)、皮膚炎など、健康に関わる問題を引き起こします。また、重度の場合は細胞中毒や、死に至らせる場合があります。 

鉛は重金属の一種です。ラテン語では「plumbum」と表記され、これは「plumber(プラマー)」という単語の語源です。鉛産業や電池産業で働く人、溶接士、はんだを取り扱う人は、鉛への露出の危険性が高い人たちです。私の患者には競技に参加する射手(狙撃手)がおり、自分専用の弾を作っていました。彼の血中鉛濃度を測定したところ、高い数値が検出されました。他の露出源には、鉛管、土、汚染水があります。ミシガン州フリントのコミュニティでは、公共用水に含まれる鉛が健康に関わる大きな問題として取り上げられています。 

1920年代から1990年代にかけて、世界中の多くの場所では鉛が含まれるガソリンを使用していました。2011年までには、ほとんどの国で鉛が含まれる石油の使用が禁止されました。1978年以前のアメリカでは、ペンキを塗った構造に鉛が含まれていました。古い家に住む子供たちは、鉛にさらされている危険性が高いです。 

研究によると、子供は鉛にさらされると、精神の発達や体の成長に影響を及ぼすことが示されています。血中鉛濃度の上昇は知能指数(IQ)の低下と関連性があり、神経障害、記憶力に関する問題、腎臓病、がんの危険性の上昇、貧血などの血液に関する問題を引き起こすといった毒作用があります。 

水銀

水銀は環境内の至る所に存在します。血中水銀濃度の上昇は、記憶障害や微細な振戦などの神経症状を引き起こす原因、または一因となる場合があります。また、慢性腎疾患、高血圧、心臓病などの危険性を高める場合があります。 

また、水銀含有量が多い魚を定期的に食べることも問題視されています。これらの魚には、オオサワラ、サメ、メカジキ、アヒ、マグロ、マカジキがあります。水銀含有量が少ない魚は、ナマズ、ヒラメ、サケ、マス、ニシン、イワシで、妊婦や子供たちのより良いオプションとされています。

また、多くの人の口の中に、「銀の詰め物」があります。これらの大半は、水銀で練られたアマルガムで作られています。しかし、水銀は“排出ガス”として血管系にリリースされる場合があります。アマルガム充填を取り除くには、この分野の専門医にご相談ください。適切に処置しないと大量の水銀にさらされる場合があり、とても危険です。

カドミウム

カドミウムは、電池などの家庭用品でよく見つかる重金属の一種です。電池産業で電気めっきを取り扱ったり、ナトリウムランプの周りで働いたりする人は、この物質にさらされている危険性が高いです。また喫煙者も、タバコを吸うたびにカドミウムを吸い込んでいます。これは、骨減少症、骨粗しょう症、肺病、腎臓病にかかる危険性を高めます。カドミウムへ頻繁にさらされた場合、頭痛、吐き気、嘔吐、腹部のけいれん、下痢の症状につながる恐れがあります。また、呼吸に関する問題や、肺の液体貯留にも関連しています。

健康を損ねる可能性があるその他の重金属には、毒性を持つアルミニウムやクロム(有益なピコリン酸クロムではありません)があります。

テスト方法

重金属への露出が心配な人は、かかりつけ医にご相談ください。体内の重金属濃度が心配な人は、血液検査や尿検査、時には毛髪分析を行うことで確認できます。 

体を浄化する

体を浄化して、重金属や毒素を取り除く方法がいくつかあります。それらの方法には、次のようなものがあります。

食事を改善 

断食は、体から毒素を取り出すための最も効果的かつ安価な方法の1つです。食べ物や食料品を一定期間控えるというシンプルな行いによって、体は不要な物質を取り除きます。 

化学物質への露出を避けるには、オーガニックな果物や野菜、ホルモンを含まない、かつ牧草で育てられた鶏肉や牛肉を(できる限り)食べることが大切です。水銀量が多く含まれる魚は、1週間に2度以上食べないでください。 

加工食品や糖質が多い食べ物は避けてください。人工甘味料や異性化糖は、共に体の新陳代謝や解毒経路に大きな負担をかけるため避けてください。 

腸の健康を最適化 

腸は体に毒が入り込む主な経路です。過敏性腸症候群、慢性下痢、便秘、膨満感など腸に問題がある人は、リーキーガットと呼ばれる吸収作用の問題を抱えています。腸の壁が弱いと、化学物質や重金属の毒素の吸収が高まります。腸の健康は、 プロバイオティクスプレバイオティクスを利用することで最適化できます。人によっては小麦、乳製品、トウモロコシなど、腸に問題を引き起こす食べ物を避けることで腸の調子が良くなる場合もあります。また、適量の果物や野菜をとることで改善されるかもしれません。

肝臓の健康を最適化

肝臓には、血液から重金属やその他の毒物を取り除く作用があります。肝臓はさまざまな化学反応を生じさせ、血液から毒物を排出します。これには特定の栄養素が必要です。デトックスを試みるときは、アルコールの摂取量を制限、またはとらないでください。 

デトックスサプリメント

主要サプリメント

その他のサポート

  • 葉酸 – 1日800mcgとります。個別に、または上質のマルチビタミンと併用できます。
  • セレン – 1日200mcgを個別に、または上質のマルチビタミンと併用できます。
  • ビタミンB12 – 1日2,000mcgとります。個別に、または上質のマルチビタミンと併用できます。
  • ビタミンC – 1日500~2,000mgとります。 
  • 亜鉛 ‐ 1日25mgとります。個別に、または上質のマルチビタミンと併用できます。

腎機能を最適化

腎臓には、血液のろ過や、このプロセスの間に重金属、毒物、代謝による老廃物を取り除く作用があります。研究によると、次の15項目の食料品やサプリメントが最適な腎機能へと回復させたり、デトックスを促進したりすることが示されています。

腎臓の健康の維持、デトックス過程をサポート

参考文献:

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