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健康

コエンザイムQ10(CoQ10)の健康効果

7月 14 2017

コエンザイムQ10(CoQ10)は、体内のあらゆる細胞のエネルギー生成群であるミトコンドリアの必須成分です。CoQ10は、エネルギーを作るため体が利用するATP(アデノシン三リン酸)産生に関与しています。 CoQ10の役割は、車のエンジンのスパークプラグの役割に似ています。その最初のスパークがなければ、人体は機能しません。

CoQ10は体内で生成できるものの、体が常に十分なCoQ10を生成できるとは限りません。 心臓は、体内で最も代謝的に活発な臓器の1つであることから、CoQ10欠乏は心臓に著しく影響し、深刻な問題につながることもあります。この欠乏症は、バランスの悪い食事の他、CoQ10合成を制限する遺伝的あるいは後天的欠陥、または組織の必要性が高まることで起こる可能性があります。高コレステロールや高血圧を含む心血管疾患により、CoQ10に対する組織の需要が高まることがあります。 また、CoQ10の濃度は年齢とともに低下するため、50代以上の方はさらに必要といえるでしょう。

CoQ10の食物源はありますか?

ありますが、食事から摂取される代表的な1日のCoQ10摂取量は約3〜5 mgに過ぎず、血中濃度や組織濃度を大幅に高めるには程遠い量です。食事によるコエンザイムQ10の大部分は牛・豚・鶏肉や魚から供給されます。

CoQ10の主な用途とは?

CoQ10サプリメントは、主に高コレステロール、高血圧、うっ血性心不全、心筋症、僧帽弁逸脱、冠動脈バイパス術、狭心症といった心血管疾患の治療または予防に使用されます。これらの用途は、数多くの科学研究で実証されています。さらにCoQ10は、糖尿病、歯周病、免疫不全、ガン、肥満、筋ジストロフィーの治療に役立つことも示されています。

これらの疾患に明らかな改善が見られるには、8週間以上毎日CoQ10を摂取する必要がありますのでご注意ください。

CoQ10はどのように心機能を改善するのでしょう?

CoQ10は、心筋のエネルギー産生を高め、抗酸化物質として作用します。心疾患患者のCoQ10欠乏症は一般的なもので、様々な心血管疾患患者の心臓組織の生検結果によると、全症例の50〜75%にCoQ10欠乏症が見られました。CoQ10欠乏を補正することにより、あらゆるタイプの心疾患患者に劇的な臨床結果をもたらす可能性があります。

CoQ10は血圧を下げることができるのですか?

高血圧患者の39%にCoQ10欠乏症が見られることが研究で分かっています。いくつかの研究で、CoQ10補給が高血圧患者の血圧を下げることが示されていますが、通常は8〜10週間後まで効果は見られません。収縮期血圧(最高血圧)と拡張期血圧(最低血圧)いずれも、典型的な降下範囲は10%です。

CoQ10はどのように免疫機能を高めるのでしょう?

免疫機能に関与する組織と細胞はエネルギー依存性が高く、最適に機能するために十分なCoQ10の供給が必要です。研究では、CoQ10の免疫増強効果が実証されています。また、CoQ10は、アドリアマイシンやathralinesといった心臓毒性に関連する化学療法薬の投与を受けたガン患者に使用されるべきものです。

CoQ10は減量を促進することができますか?

CoQ10はエネルギー産生の必須補因子であるため、CoQ10欠乏症を要因とする肥満例も考えられます。肥満者を対象とした研究では、被験者の52%が低濃度のCoQ10だったことが分かりました。そこで、1日100 mgのCoQ10を投与したところ、大幅な減量がみられました。

最適なCoQ10 の形状とは?

コエンザイムQ10は、主に錠剤またはカプセルで入手可能です。最良の調剤は、油性または水溶性のCoQ10を含有するソフトゼラチンカプセルと思われます。さらにCoQ10の吸収性を高めるには、食物と一緒に摂取することが大切です。

市販されている最も優れたCoQ10の形状は、Natural FactorsのClear Qであると私は思います。CoQ10の体内吸収と活用を促すため、一部のメーカーは、CoQ10処方の水溶性を高めようと合成化合物に頼っています。Natural Factorsは合成物質に頼ることなく、100%自然な方法を選択しました。Lipcom(lipid compression = 脂肪圧縮)という名で知られる特許出願中のプロセスを用いて、Natural Factorsは天然ビタミンEの最も純粋な形状(Clear Base ビタミンE: 100%天然d-アルファトコフェリルアセテート)にCoQ10を結合させます。その結果、より簡単に体に吸収され、活用されるCoQ10製品が生まれました。

ある予備研究では、被験者にClear Qまたは標準のCoQ10が投与されました。6時間後、Clear Qを摂取した患者のCoQ10の血中濃度が、標準CoQ10製品を摂取した患者より235%増加しました。さらに、Clear Q補給から6時間後のCoQ10の血中濃度は1 ml当たり2.5 mcg以上に達します。これは、CoQ10で一貫した結果を得るために必要な量です。CoQ10は、酸化(不活性)型および還元(活性)型で血液中に存在します。酸化ストレスの増加またはビタミンE濃度の低下で、さらに多くのCoQ10が酸化型に変換されます。高濃度の純粋なビタミンEがCoQ10の生物学的機能を高め、それがビタミンE活性を促進することが研究で示されています。

CoQ10の適正摂取量とは?

通常、1日50〜150mgのCoQ10摂取をお勧めしますが、有効なサプリメントなら、CoQ10の血中濃度が1 ml当たり2.5 mcg以上に上昇し、長期間この水準が維持されるはずです。CoQ10の正常な血中濃度は1ml当たり約1 mcgですから、特に吸収性が低いCoQ10が治療域の血中濃度に達するのは困難とみられます。

お勧めしたい摂取量として、食事と共にClear Qを4カプセル飲み始めてみてください。これで、CoQ10を200 mg、ビタミンEを1600IU摂取できます。その後、1日2カプセルのClear Qを1週間続け、次に維持量として、体重100 kg未満の方は1日1カプセル、100 kg以上の方は1日2カプセルを服用します。

CoQ10は安全ですか?

コエンザイムQ10は極めて安全で、長期間の使用後も重篤な副作用は報告されていません。妊娠中および授乳中の安全性が証明されていないため、(医師の判断によって)潜在的な臨床効果がリスクを上回らない限り、妊娠・授乳期間中はCoQ10を使用しないでください。

CoQ10は他の薬剤と相互作用しますか?

CoQ10と薬剤または栄養素との間に有害な相互作用は確認されていません。 ただし、薬剤の多くがCoQ10濃度に悪影響を及ぼしたり、また、薬剤によってはCoQ10が副作用を軽減する可能性もあるでしょう。アドリアマイシンの他、CoQ10を補給すると、特定のコレステロール降下剤、β(ベータ)遮断薬、向精神薬の副作用の一部を中和することが分かっています。肝臓内のコレステロール生成に必要な酵素(HMG-CoAレダクターゼ)を阻害することで血中コレステロール値を下げるロバスタチン(商品名 メバコール)、プラバスタチン(メバロチン、Pravachol)、アトルバスタチン(リピトール)、シンバスタチン(リポバス、Zocor)といった医薬品が使用されます。あいにくこれらの薬剤は、CoQ10を含めて、身体機能に必要な他の物質の産生を妨げてしまいます。(1日50 mgの)CoQ10補給は、こういった薬剤を使用中の生体組織内の枯渇防止に不可欠なのです。

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