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セレンのクイックガイド

微量ミネラルセレンは、細胞膜へのフリーラジカルダメージ防止においてビタミンEと協働する抗酸化酵素、グルタチオンペルオキシダーゼの成分として主に機能します。低いセレン値は、ガン、心臓血管疾患、炎症性疾患、および早期老化および白内障形成など、フリーラジカルダメージ増大に伴う症状のリスク上昇に関連しています。 

セレンによる抗酸化サポート

その抗酸化効果を考慮すると、適切なセレンレベルの維持は多くの病状を予防する上で重要であるとされています。この効能においては、セレンに富む酵母により多くの優位性があると示す研究もあります。例えば、1つの二重盲検プラセボ対照実験では、69人の健康な男性に、一方はセレノエクセル(200または285μg/日)として知られるセレンに富む酵母、もう一方はセレノメチオニン(200μg/日)を通して、9ヶ月間セレンを投与しました。セレノメチオニン、低用量/高用量のセレノエクセル群では、血液セレン値がそれぞれ93%、54%、86%増加しましたが、セレノエクセル群のみが、標準マーカーにおいて酸化ダメージの減少を示しました。

セレンによる白内障形成の予防

適切なセレンレベルの維持は、白内障形成の予防に重要であるように見受けられます。研究では、白内障患者の水晶体のセレン含有量は正常レベルのわずか15%であり、白内障患者の房水(眼液)のフリーラジカルレベルは正常レベルの最大25倍であると示されています。 

セレンによる心臓疾患への対抗 

セレニウムは、摂取量が非常に低い場合は心臓病の発生率が最も高くなるため、心臓疾患と脳卒中を予防するようにも見えますが、その関連性はガンほどは高くありません。セレン補給は、心臓発作を予防する上で有効な効果をもたらすことが示されています。ある二重盲検試験では、心臓発作を起こした81人の患者に対し、無作為に100mcgのセレン(セレニウムに富む酵母由来)またはプラセボが投与されました。6ヶ月後、プラセボ群では死亡4例、致命的でない2例の心臓発作があり、セレン群では死亡例はなく、致命的ではない例が1例でした。

セレンによる免疫機能強化 

セレンは、すべての白血球の発達および発現を含む、免疫系のすべての成分に影響を及ぼします。セレン欠乏は免疫機能の低下をもたらし、セレン補給は免疫機能の増強および/または回復をもたらします。セレン補給(200mcg /日)は白血球および胸腺機能を促進することが示されている一方、セレン欠乏症は白血球および胸腺機能の障害の結果、感染症に対する耐性を阻害することが示されています。

セレン補給が免疫機能を強化する能力は、単にセレン欠乏個体におけるセレン値を回復させるだけに留まらない利点があります。例えばある研究では、血液中のセレン濃度が通常レベルの個体に対するセレン補給(200mcg /日)は、白血球が腫瘍細胞を殺す能力を118%増加させ、ガン細胞と微生物を殺す強力な能力にちなんで「ナチュラルキラー細胞」と呼ばれる白血球の活動を82.3%向上させます。

セレニウムの妊娠中の重要性

セレンが適切な胎児の成長および発育に不可欠であるという実質的なエビデンスがあります。特に妊娠後期には血液中のセレン濃度が低下する傾向があるため、妊娠中にはセレンの必要量が高まるとされています。低出生体重の赤ちゃんでは、セレンの濃度が非常に低い傾向があります。

市販されているセレンの一般的な形態は、セレン酸ナトリム、セレノメチオニン、オキシメチンオニオン、含酸素セレンなどがあります。いくつかの研究では、亜セレン酸ナトリウムのような無機塩は、セレノメチオニンやセレンに富む酵母といったセレンの有機体に比べるとそれほど効果的に吸収されず、生物学的に活性でないことを示しています。加えて複数の他の研究では、セレン含有量の高い酵母(例えば、セレノエクセル)の優位性が示されており、セレン補給の好ましい形態となっています。

通常の推奨用量は1日あたり50〜200mcgです。高用量(数ヶ月間、900mcgを超える摂取量)では、セレンは毒性を生じることがあります(副作用の項参照)。

副作用

人体はほんの少量のセレンしか必要としません。1日当たりたった900mcgの用量でも、長期間にわたり服用すると一部の人々にセレン毒性の徴候が生じることがあります。慢性毒性に関連する徴候および症状には、うつ病、緊張感、情緒不安定、吐き気および嘔吐、息および汗のニンニク臭、また極端な場合には髪および爪の喪失が含まれます。 

医薬品との相互作用

有害な相互作用は知られていません。セレンは化学療法薬シスプラチン(Platinol-AQ®)の作用を高める可能性があります。

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