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健康

CLA(共役リノール酸)クイックガイド

10月 7 2019

著者:マイケル・マレー博士

この記事の内容 :

 

栄養補助食品のCLA (共役リノール酸)は、必須脂肪酸であるリノール酸の特異型で、 健康促進に大きな期待が寄せられています。CLAは、牧草が豊富な食物を摂取した牛の肉や乳製品に自然発生します。家畜が主に穀物飼育される現在では、私達が口にする乳製品や肉には、事実上CLAが含まれなくなりました。その結果、肥満や心疾患、さらにはがんの発症リスク増加の一因となっている可能性があります。

CLAの発見

CLAは、1978年にマイケル・パリザ博士を筆頭とするウィスコンシン大学の研究者らにより、肉の中に発がんの可能性のある化合物を探索中に発見されました。発がん性の代わりに、潜在的抗がん性化合物であるCLAが発見されたのです。予備的な動物および試験管研究で、CLAには乳房、前立腺、結腸直腸(大腸)、肺、皮膚、胃といった部位でがんのリスクを下げる可能性があるという証拠が示されています。CLAがヒトにも同様の保護効果を発揮するかどうかはまだ確定されていないものの、研究者らは楽観視しています。

CLAには重要な科学的裏付けがあります 

200件以上の研究で、CLA はがん予防だけでなく、糖尿病、肥満、動脈硬化(アテローム性動脈硬化症)予防対策の後押しにも、極めて重要な役割を果たす可能性があることが示されています。特に、多くの人の関心事と思われるのは、CLA補給が減量促進に役立つ可能性を示す研究です。 

CLAは、リポタンパク質リパーゼと呼ばれる脂肪蓄積酵素を妨げ、同時にホルモンインスリンに対する細胞の感受性を高めることにより、体内の脂肪細胞が脂肪で満たされるのを阻止するのに役立つと研究者らは確信しています。CLAは、筋肉代謝を回復させ、除脂肪筋肉量の増加を助けることで、脂肪燃焼を促すと考えられています。筋肉量が多いほど、機能するために体が使用するカロリーが多くなることから、脂肪燃焼プロセスがスピードアップします。 

減量補助としてCLAを用いた臨床研究

ある臨床研究では、ウィスコンシン大学の研究者らが80人の肥満被験者を募集し、そのうちの半数に1日3000mgのCLA を、残りの半数にはプラセボを投与しました。被験者の全員が食事療法プログラムを実施し、運動するよう奨励されました。両群でほぼ同じ、平均2.3kgの減量という結果でした。では、CLAを摂取する理由とは?CLAを摂取した被験者が報告した疲労、めまい、吐き気は、プラセボ群より少数でした。ただ、この研究の真価は、プラセボを摂取した被験者の体重が概ね脂肪として元に戻った一方で、CLAを摂取した被験者は、脂肪ではなく主に除脂肪筋肉として体重が戻ったことでした。つまり、CLAは除脂肪筋肉量の増加と体脂肪率の減少を促進したわけです。スウェーデンのルンド大学で行われた研究でも同様の結果が出ました。 

スウェーデンの同大学のある研究では、CLA補給が減量後の体脂肪の再増加予防に役立つことが示されました。これは、180人の肥満被験者を対象とした、初回の12カ月間二重盲検プラセボ対照研究の1年間の継続研究でした。最初の1年間、被験者はプラセボ(オリーブオイル)または2群のCLAの計3群のいずれかにランダム化されました。研究第2相の12カ月間は、全被験者がトリグリセリドとしてCLAサプリメントを摂取しました。CLA補給により、2つのCLA群の被験者は、研究1年目に落とした体脂肪の8%の再増加を防ぐことができました。1年目にプラセボを摂取し、その後12カ月間CLAを摂取した被験者は、体脂肪が5%減少しました。 

CLAは、減量しても体重が元に戻ってしまうヨーヨー効果を防ぐだけでなく、減量を目指す人の強い味方となり得ることが複数の研究で示されています。例えば、台湾で実施された研究では、食事療法や運動計画を伴わない12週間のCLA補給(1日3000 mg)により、体重700g、総脂肪量600g、体脂肪率0.58%の減少が見られました。さらに体重が多い被験者(BMIが27以上)でデータを調べた結果、CLAがもたらした変化は一層大きなものでした。また、女性も、総脂肪量と脂肪率の減少が男性より顕著であるという点で、CLA補給への反応が大きい傾向がありました。

推奨投与量

推奨投与量は1000mgを1日3回です。1日の摂取量として最大6000mgが安全と考えられています。食事だけで3000mgのCLA を摂取するのは不可能です。それには、新鮮な牛ひき肉を約2.6kg、アメリカチーズを1.5kg、バニラアイスクリームを6.5L食べなくてはならないからです。幸い、CLAは栄養補助食品として手に入ります。ただし、CLAはどれも同じというわけではなく、すべてが臨床的に証明されているわけでもありません。CLAが効力を発揮するには、極めて重要な2つのCLAの形態の比率が50:50でなければなりません。クラリノールとトナリンというCLAブランドは、いずれもこの適切な組成を有し、良好な臨床結果を示しています。

CLA補給に伴う副作用や薬物相互作用は報告されていません。なお、CLAの影響が十分に評価されていない妊娠中および授乳中の使用はおやめください。

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