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健康

ベルベリンのクイックガイド

1月 15 2018

ベルベリン は数多くの植物に含まれるアルカロイドですが、もっとも顕著に見られるのはゴールデンシール(ヒドラスチス・カナデンシス) バーベリー (ベルベリス・ヴァガリス)ヒイラギナンテン (ベルベリス・アクイフォリアム)、そしてオウレン (コプティス・チネンシス)です。これらの植物は長年の間、実に様々な健康状態において使用されてきました。単離ベルベリンを使った多くの二重盲検臨床研究では、急性下痢過敏性腸症候群、 2型 糖尿病高血圧症、血中脂質上昇、ルツハイマー病、そしてガン治療において大きな成果が出ています。

急性下痢とベルベリン:

ベルベリンは大腸菌(旅行者下痢)、赤痢菌(細菌性赤痢)、パラチフス菌(食中毒)、クレブシエラ菌、ランブル鞭毛虫(ランブル鞭毛虫症)、赤痢アメーバ(アメーバ症)、コレラ菌(コレラ)など、数多くの様々な種類の有機体によって引き起こされる下痢症状に効果を示すことがわかっています。

これらの結果によると、ベルベリンはよくある胃腸感染症の大多数において治療に効果的であると考えられており、その成果はほとんどのケースにおいて標準抗生物質に匹敵するようです。実際に、いくつかの研究によるとその成果は抗生物質よりも優れたものでした。ベルベリンが従来の抗生物質よりも有益な点は、カンジダ・アルビカンスのような有機体を引き起こす広範な病気に的を当てて抗菌作用を働かせながらも、乳酸菌やビフィズス菌種のような健康を促進する細菌種に対しては作用を起こさないということです。

SIBOおよびIBSとベルベリン:

ベルベリンは過敏性腸症候群 (IBS)に効果を発揮することがわかっており、いくつかの予備研究では、小腸内細菌異常増殖(SIBO)にも効果的である可能性も示唆されています。

IBSに伴う症状例:

  • 腹痛または腹部膨満
  • 腸機能の変化、便秘、または下痢
  • 結腸粘液の過剰分泌
  • 消化不良症状(腹部膨張、吐き気、食欲不振)
  • 様々な程度の不安神経症または抑うつ症

SIBOの場合は一般的にその他の症状が伴います:

  • “ぼんやり感”
  • けん怠感
  • 関節痛
  • 皮膚疾患: にきび、湿疹、発疹、または酒さ
  • 体重減少

2015年に行われた二重盲式研究では、196人の下痢型過敏性腸症候群患者が8週間にわたって、ベルベリン(200 mg)または偽薬(ビタミンC 200 mg)のどちらかを一日2回ランダムで受け取り、摂取しました。偽薬グループではなくベルベリングループの患者からの報告によると、下痢症状に大きな改善があり、排便についても緊急性緩和および頻度減少が見られました。また、ベルベリングループは最終スコアで、当初のスコアと比べて64.6%腹痛が減少したと報告しました。ベルベリンは、全体的なIBS症状のスコア、不安神経症のスコア、抑うつ症のスコアを著しく減少させたのです。最後に、ベルベリンは当然ながら患者のクオリティ・オブ・ライフのスコア上昇に関係していました。一方で、偽薬グループの患者にはそのような変化は見られませんでした。

いくつかの研究ではベルベリンがSIBOに効果的である可能性が示されています。ベルベリンは上記のようなIBSにおける効果だけでなく、細菌および酵母の小腸内過剰増殖を抑制する効能を持つことは明らかです。動物モデルでは、ベルベリンは腸運動を改善しています。この作用は、SIBO(およびIBS)患者におけるもう一つの重要な目標となります。

血糖、脂質、高血圧におけるベルベリンの効果:

これまでベルベリン血糖値、脂質、高血圧の低下を目的とした臨床試験において大々的に研究されてきました。Journal of Ethnopharmacologyが最近発表した、これらの疾患におけるベルベリンの臨床試験27件についての詳細な報告では、ベルベリンの安全性と効能について明確な回答が掲載されています。

試験の結果は、2型糖尿病の治療において生活スタイルの介入と共にベルベリン投与(一日2〜3回 500 mg)を行った場合、生活スタイルの介入のみ、あるいは偽薬投与に比べ、空腹時血糖値、食後血糖値、およびグリコシル化血色素(HbA1c)のレベルが低下したという、非常に納得のいくものでした。2型糖尿病治療で使用されるメトホルミン、グリピジド、ロシグリタゾンといった経口血糖降下薬とベルベリンを比べても、治療結果に統計的有意性は見られませんでした。つまり、ベルベリンの臨床試験で見られた結果は薬と同程度のもので、そのうえ重大な副作用はなかったのです。

血中脂質上昇(コレステロールやトリグリセリド)および高血圧症についても、2型糖尿病で見られたものと同じような比較結果が出ました。血中脂質への効果に関しては、ベルベリンは総コレステロールやLDLコレステロールを下げるだけではなく、スタチンとは違って血中トリグリセリドを低下させて有益なHDLコレステロールを上昇させます。また、心臓病を減らすにあたって非常に重要なもう一つの危険因子である、アポリポタンパク質Bを13〜15%下げることも分かっています。さらに、研究結果から、これらの疾患においてベルベリンを従来の薬と併用することは安全であり、薬のみの使用よりも優れた効果が得られると考えられています。ベルベリンの副作用についてはかなり低い確率で起き、処方薬よりも軽いものでした。副作用は吐き気下痢便秘、腹部膨満、腹痛といった症状が、主に高用量(一日3回 500 mgなど)の場合に見られました。

ベルベリンは様々な生理学的機序においてこれらの代謝効果を生み出します。その主な作用は、体のエネルギー準位の調整に携わる酵素である、AMP活性化タンパク質キナーゼ(AMPK)に関係しています。ベルベリンはこの通路をターゲットにすることでグルコースを細胞に吸収させ、エネルギーへと変換させるのです。また、AMPKの活性化はLDLコレステロールや総コレステロール、トリグリセリドなどの血中脂質を調整する、ベルベリンの機能にとってもう一つの鍵でもあります。この酵素はエネルギーの生成と保存、そして脂質代謝を制御するマスタースイッチとしての役割を果たします。そして、細胞内の脂肪酸燃焼を助け、LDLコレステロールのための受容体を安定させて肝臓での脂質形成を抑制します。

さらに、機能するインスリン受容体の数を増やして活性化させ、インスリン感受性を作り出します。これによって、同濃度のインスリンがより効果的に血流からグルコースを除去することができます。インスリンの効果的な利用は、健康的な血糖値をきちんとサポートするための基礎なのです。

体重減少とベルベリン:

ベルベリン体重減少に役立つかどうかについての研究が、2件の二重盲検臨床試験において行われています。一つ目の研究では、メタボリック症候群の男女37人に3ヶ月間にわたって一日3回のベルベリン300 mgが投与され、肥満指数(BMI)レベルが31.5から27.4へと下がるという結果になりました。もう一方の研究では、一日3回のベルベリン500 mgの投与を12週間行い、平均2.2kgの体重減少が見られました。さらに、インスリン感受性および脂質制御ホルモンにも改善がありました。

成人推奨用量

一日3回食前に1カプセル(500 mg)を水と一緒に摂取。

副作用:

ベルベリンは通常、推奨された投与量レベルにおいては耐容性良好です。500 mgを一日2〜3回摂取する臨床試験での副作用は一般的に軽度で、吐き気、下痢、便秘、腹部膨満、腹痛などがあります。

ベルベリンおよびベルベリン含有の植物について、妊娠中の使用は奨励されません。

相互作用:

ベルベリンはテトラサイクリンおよび関連抗生物質の吸収を阻害する可能性があります。ベルベリンは、ヒトの体内にあるCYP3A酵素の大きな抑制を作り出します。大多数の薬がこれらの酵素によって代謝するため、ベルベリンは多くの薬においてクリアランスを低下させ、よって薬効を高める可能性があります。

ベルベリン含有の植物は数多くの抗糖尿病作用によって経口血糖降下薬の効果を強化することがあります。経口血糖降下薬治療中の方がベルベリンを摂取する場合、血糖値をモニターしたほうがいいでしょう。また、薬の用量の調整が必要となる場合もあります。

注意:

すべてのサプリメント同様、子供の手の届かない所で保管してください。

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