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症状

骨粗鬆症への自然なアプローチ

11月 20 2017

エリック・マドリッド医学博士著

新生児には280本の骨があり、幼年期を通してこれらの骨の多くが癒着し、成人の骨は計208本になります。水(10〜20%)、ミネラル(70%)、コラーゲン(10%)で構成されるは25〜35歳で最強となります。健康な骨の維持は極めて重要です。

骨が薄くならないよう予防することは、健康維持に大変重要です。骨減少症および骨粗鬆症は、年齢相応の骨密度より低い場合に診断される疾患です。多くの人は、年齢と共に骨が薄くなります。ただし、丈夫な骨を維持し、骨折の可能性を軽減させるのに役立つ方法がいくつかあります。

骨は、人体において想像以上に多くの機能を有します。以下は骨の機能のほんの一部です:

  • 善玉脂肪を貯蔵
  • 感染から体を守る白血球を生成
  • 全身の酸素循環に必要な赤血球、すなわちヘモグロビンを生成
  • 酵素が機能するよう体に必要なミネラルを貯蔵
  • 体の構造をサポート
  • 可動性を提供

骨粗鬆症

骨粗鬆症は、日本、ヨーロッパ、米国で7500万人以上が罹患し、世界中で2億人以上が悩まされていると推定される疾患です。骨粗鬆症の発症前に、正常より骨が薄いものの、骨粗鬆症ほどではない骨減少症という症状が見られます。

骨が薄くなるリスクがあるとみなされた人は、医師から骨密度を測定するX線の一種である骨密度検査を指示されることがあります。骨密度検査は通常、以下のような特定の個人に推奨されます:

65歳以上の女性

  • 次の危険因子のうち1つを有する更年期後の女性:45歳以降の骨折、3カ月以上経口ステロイドを使用、喫煙者、BMI 22以下
  • リウマチ性関節炎など、骨粗鬆症のリスクを高める疾患がある男女
  • 以下のいずれかのリスクを有する50歳以上の男性:非外傷性骨折、低テストステロン、骨減少症のX線所見、副甲状腺機能亢進症

骨粗鬆症患者は骨折リスクが高くなります。最も一般的なものは、転倒事故後に多く生じる股関節骨折です。ほぼ毎週私個人の診療で、股関節骨折の患者1名を地元の病院に入院させています。患者がバランスを崩して転倒するケースが大半です。

患者を入院させる際、股関節置換術を行う骨の専門医(整形外科医)に相談します。患者は通常、数日間の入院後にリハビリ施設に移送され、新しいチタン製人工股関節を使って特別援助と筋力トレーニングを受けます。

股関節骨折は危険になり得るもので、命に関わることもあります。股関節骨折患者の14〜48%が、事故の1年以内に死に至る危険性があることが研究で示されています。骨折を防ぐため骨を強化することの重要性については、いくら強調しても強調しすぎることがないほどです。

たびたび転倒するリスクが高い人は、理学療法士の診察を検討すべきであり、熟練の専門家による「家庭安全評価」も考慮すると良いでしょう。敷物やペットの犬や猫につまずいて転倒するのは珍しいことではありません。視力の低下や白内障がある場合も、転倒の可能性が高まります。

骨粗鬆症または骨減少症の所見がある人は医師に相談し、他の疾患を除外するため血液検査が必要かどうかを判断してもらうことをお勧めします。アルカリホスファターゼを測定する血液検査は、骨変形や強度低下を起こす疾患であるページェット病を除外するのに有用です。また、カルシウム血液検査で低値が測定された場合は、食事におけるミネラルの吸収不良や摂取不足が考えられます。カルシウム血液検査で高値が出た場合は、カルシウムが骨から浸出するホルモン異常(甲状腺機能亢進症)を示す可能性があります。

正常なカルシウム血中濃度でも、カルシウム補給の必要性が排除されるわけではありません。骨が薄くなる原因を調べるには、腎機能血液検査、全血球計算、マグネシウムテストステロン値(男性)、エストロゲン値(女性)、甲状腺検査(TSH、フリーT4、フリーT3)も考慮する必要があります。

骨粗鬆症の危険因子:

  • 男性より女性に多い
  • ヨーロッパ系およびアジア系の女性は、アフリカ系やヒスパニック系の女性よりもリスク大
  • 65歳以上の女性
  • BMI 22以下
  • 喫煙者または喫煙経験者
  • 骨粗鬆症の家族歴
  • メタボリックシンドローム
  • 糖尿病
  • 甲状腺機能低下症
  • 炭酸清涼飲料の摂取
  • 経口ステロイド、抗うつ薬(フルオキセチン、セルトラリン、セレクサといったSSRI薬)、抗凝固薬(ワルファリン)などの薬剤

骨減少症予防法

骨の健康維持を助ける食事やライフスタイルの改善法が多数あります。積極的な方法が適切な栄養を確保し、活動的であればあるほど、骨の健康が向上します。

カルシウム – カルシウム豊富な果物や野菜を多く含む食事を摂ることは、丈夫な骨の維持に重要です。

ビタミンD –  丈夫な骨を補助することは、ビタミンDの数ある健康効果の一つに過ぎません。(ビタミンDの健康効果についての詳細をお読みください)十分な量が摂取または生成されているかどうかを確かめるため定期的な血液検査を受けるべきです。自然に恵まれた野外で充実した時間を過ごすことも、ビタミンDの生成に有益な方法です。

マグネシウム – 葉物野菜などマグネシウム豊富な食物を十分に摂取することは大変重要です。マグネシウムはカルシウムと連携して骨を丈夫にします。

体重負荷運動 – 1週間に最低150分間の体重負荷運動を行うことは、丈夫な骨の維持に効果があります。週に5日、少なくとも30分間の運動を心がけましょう。

太極拳 – アジアで人気の武術の一種は、Journal of the American Geriatrics Society(米国老年医学会誌)発表の研究によると、65歳以上の高齢者の転倒リスクを50%軽減するのに役立つことが示されています。

消化管の健康 – 発酵食品の摂取は、健康な腸内微生物叢を維持する上で重要な役割を果たします。これらの食品には味噌汁、ヨーグルト、ケフィア、ザワークラウトが含まれます。さらに、果物や野菜が豊富な食事は、腸内細菌の食糧であるプレバイオティクスを供給し、善玉菌の繁殖を助けます。

従来の治療法:

FDA(米国食品医薬品局)が承認する主な骨粗鬆症予防薬・治療薬 :

  • ビスフォスフォネート(経口または経静脈投与:アレンドロネート、イバンドロネート、リセドロネート、パミドロネート、ゾレドロン酸)
  • カルシトニン鼻腔スプレー
  • 副甲状腺ホルモン(テリパラチド)
  • エストロゲン / プロゲステロン / テストステロン療法 – 使用する場合は、より安全な選択肢であると考えられる生物同一ホルモン補充の使用を検討してください。
  • エストロゲン・アゴニスト(作動薬)/アンタゴニスト(拮抗薬)(ラロキシフェン)

ビスフォスフォネートは、骨粗鬆症や骨減少症を食い止め、骨の再建を促進する主要クラスの医薬品です。ただし、骨質が低下する可能性があることを示唆する研究もあります。

FDAは、2年毎に1200ドルで投与可能なゾレドロン酸(リクラスト / ゾメタ)と呼ばれるビスフォスフォネート骨粗鬆症静注薬も承認しました。これは、経口ビスフォスフォネートの服用により副作用が多発する患者の場合、通常は健康保険に適用されます。しかし、これらの薬剤も副作用がないわけではありません。胃もたれや、場合によっては顎痛または骨壊死を発症する患者もいます。静脈内投与製剤はインフルエンザ様症状を引き起こしたり、稀に腎障害を発症する患者もいることが報告されています。医師薬剤処方データベースであるEpocrates Online(エポクラテスオンライン)には、ビスフォスフォネート剤の服用時に発生し得る23種類の副作用が記載されています。

ビスフォスフォネートの一般的な副作用:

  • 腹痛
  • 呑酸(胃酸の逆流)
  • 吐き気
  • 胃もたれ(消化不良)
  • 便秘
  • 下痢
  • 関節痛
  • 腸内ガス(鼓腸)

重大な副作用:

  • 嚥下障害
  • 食道炎
  • 食道潰瘍
  • 食道穿孔
  • 食道瘢痕
  • 胃潰瘍
  • 過敏性反応
  • 全身の腫れ(血管浮腫)
  • 皮膚反応、重度
  • 血中カルシウムの低下(低カルシウム血症)
  • 眼球腫脹(ブドウ膜炎、強膜炎)
  • 顎骨壊死
  • 筋骨格系疼痛、重度

これらの副作用のため、少なくとも最初のうちは自然療法を選ぶ人が多いものです。私は頻繁に骨粗鬆症と骨減少症の治療薬を処方していますが、私の患者の多くは、少なくともまず代替療法を試してみることを検討します。大抵の場合、これは非常に適切な選択です。

代替療法:

  • プロバイオティクス – 健康な腸内微生物叢は、ビタミンやミネラルの最適な吸収を促進し、最終的に骨の健康改善を助けます。動物研究で骨密度の改善が見られた一方、人体研究では、乳酸菌とビフィズス菌両方の菌株を含むプロバイオティクスの存在下では骨が薄くなる可能性が低いと示されました。
  • ビタミンC – 骨のコラーゲン形成に重要です。推奨用量は1日500〜1000 mgです。
  • ビタミンD – 毎日摂取すべきビタミンDは、カルシウムとマグネシウムの十分な吸収を促進します。ビタミンDの推奨用量は1日1000〜5000 IUです。
  • カルシウム –  カルシウム補給を是非お勧めします。1日の推奨摂取量は500〜1200 mgです。
  • マグネシウム マグネシウムキレート (アスパラギン酸マグネシウム、クエン酸マグネシウム、リンゴ酸マグネシウム)を1日125〜500 mg摂取する必要があります。軟便が出る場合は、用量を減らしてください。
  • ビタミンK2 - このビタミンは、定期的に少なくとも1日45 mcg摂取すべきものです。ワルファリン(クマジン)を服用中の場合は、用量を調整する必要があります。医師にご相談ください。
  • ストロンチウム –  研究によると、男女を問わず骨密度を高めるのに役立つ微量ミネラルです。1日最大2000 mgの摂取をお勧めします。
  • ホウ素 – 微量ミネラル。1日3〜9 mg服用します。この用量は通常、高品質のマルチビタミンに含まれています。
  • シリカ – 5 to 10 mg daily, helpful in overall bone health 1日5〜10mgで、骨の健康全般に役立ちます。
  • 亜鉛 – 1日の推奨摂取量10mg

上記のビタミンやミネラルを豊富に含む骨の健康補助食品が数多く販売されています。

栄養

  • ブロッコリー、キャベツ、ホウレンソウ、チンゲンサイ、ケールなど、カルシウムマグネシウムビタミンKが豊富な葉物野菜を多く含む食事を摂りましょう。
  • ニンジン、サツマイモ、ケールなど、ビタミンA豊富な食物を摂りましょう。
  • ヨーグルト、ケフィア味噌汁など発酵食品が豊富な食事を摂りましょう。

骨の健康は改善できます

最適な骨の健康は、健康全般の重要な側面です。規則的な体重負荷運動に加えて、バランスの取れた健康的な食事は、骨減少症および骨粗鬆症の予防と治療において重要な役割を果たします。ただし、それだけでは不十分なことが多く、最適な骨強度の維持には、十分なタンパク質ビタミンミネラルを確実に摂取するために栄養補助食品が必要です。それでも十分でない場合は、処方薬の服用を考慮する必要があります。

参考文献:

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