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健康

3 ミツバチ製品とその恩恵

10月 16 2017

ミツバチは驚嘆すべき存在で、植物の受粉過程で果たすその役割を考えると、地球上の生命にとって絶対に不可欠な存在です。アルベルト・アインシュタインが、「ハチミツが地球上から姿を消すと、人類はわずか4年しか生き残ることができないだろう」と語っていたことがしばしば紹介されます。近年、蜂群崩壊症候群(Colony Collapse Disorder:CCD)と呼ばれる現象により、北米のミツバチの生息数が減少しています。殺虫剤、病原体、養蜂など、CCDの原因としてさまざまな要因が提示されていますが、単一の原因として提示可能なほど十分な整合性を示す単一の要因というものは見つかっていません。

受粉過程で果たす役割に加え、ミツバチは人間に優れた栄養製品も提供してくれます。ハチミツがもつ甘味だけではなく、ミツバチ花粉、プロポリス、ロイヤルゼリーは途方もなく大きな健康上の恩恵をもたらします。歴史的にも、これらのミツバチ製品は自然製品業界で高く評価されていますが、小売業者の多くは、これらの食品が健康増進のためにどれほど貴重かということを忘れてしまっているように見えます。まずは、これらの製品について簡単にご説明します。

  • ミツバチ花粉は、顕花植物の雄生殖細胞に由来します。ミツバチは、花から花へと移動しながら雌生殖細胞を受精させます。ミツバチは、世界の穀物、果物、野菜、マメ科植物の80%以上の繁殖を可能にします。ミツバチは、花粉を収集して巣箱へと持ち帰り、そこで酵素と花蜜を花粉に混ぜ合わせます。小さじ1杯のミツバチ花粉を集めるのに、一匹のミツバチが毎日8時間、1か月間働く必要があることを認識しておくのは重要なことです。
  • プロポリス は、ミツバチが、特にポプラや針葉樹の葉芽や樹皮から集めてくる樹脂製の物質です。ミツバチは、巣を作るために蜜蝋とともにプロポリスを使用します。プロポリスは抗菌作用をもち、ウイルス、バクテリア、その他の微生物から巣を遮断します。
  • ロイヤルゼリーは、働き蜂が女王蜂に給餌するために作り出す濃厚な乳白色の物質です。働き蜂は、咽頭腺の中でハチミツとミツバチ花粉を酵素と混ぜ合わせ、ロイヤルゼリーを合成します。女王蜂は、他の蜂と比較して体サイズ、強さ、スタミナ、寿命の面で優れていることから、ロイヤルゼリーは有用な栄養サプリメントであると考えられています。

歴史と民間利用

医療目的でのミツバチ製品の利用の歴史は、養蜂自体の歴史と同じくらい古いものです。2000年以上前の中国の書物には、ミツバチ製品についての言及が数多くあります。ヒポクラテスもミツバチ製品について書いています。ローマ時代には、ハチミツは大変な貴重品とされ、金の代わりにハチミツで納税することもしばしば行われました。

ミツバチ製品の中では、プロポリスが薬剤として最も珍重されていました。ヒポクラテスは、傷や体の内外の潰瘍の治癒を助けるためにプロポリスを処方していました。古代エジプトの花瓶にも、プロポリスを作り出すミツバチの様子が描かれています。そこにはしばしば、ミツバチの記号がしばしば王の称号と織り交ぜて描かれており、武勇に対する恩賞として贈られた装飾品のモチーフとしても使用されています。古代エジプト人は、ミツバチとプロポリスが永遠の健康と命の源であると考えていました。17世紀になると、プロポリスは、ヨーロッパの薬局方において膏薬の主要原料になっています。

栄養面での恩恵

ミツバチ花粉は、しばしば「自然界で最も完璧な食品」と呼ばれます。特にタンパク質が豊富で(通常、タンパク質の含有量が35~40%)、8種類の必須アミノ酸が全て含まれているという意味で、完全無欠なタンパク質です。実際、ミツバチ花粉は、どの動物性食品よりもタンパク質含有量が高く、そのタンパク質の半分近くは遊離アミノ酸の形を取っており、体が直接利用できる状態になっています。ミツバチ花粉にはまた、ビタミンB、ビタミンC、カロチン、ミネラル、DNA、RNA、大量のフラボノイド分子、植物ホルモンも高レベルで含まれています。

プロポリスロイヤルゼリーは、花粉と似たような栄養特性を備えていますが、さまざまな生物活性物質をはるかに高いレベルで含んでいます。ロイヤルゼリーには大体、タンパク質が12%、脂質が5%~6%、炭水化物が12%~15%含まれています。

科学的研究

ミツバチ製品の健康上の恩恵は広く伝えられていますが、その研究は不十分です。花粉、プロポリス、ロイヤルゼリーを健康増進に利用する場合、その効能にはいくつか重複が存在します。

ミツバチ製品の臨床応用

ミツバチ花粉

  • アレルギー
  • 抗酸化作用
  • 活力増進
  • 更年期障害
  • 化学療法および放射線療法の支持療法

プロポリス

  • 風邪
  • 胃腸感染症
  • 免疫強化
  • 局所的な抗炎症作用
  • 上気道感染症
  • 膣炎

ロイヤルゼリー

  • 高コレステロール
  • 活力増進

ミツバチ花粉

ミツバチ花粉についての研究はほとんど行われていません。これは恐らく、投資に見合うだけの経済的な見返りに乏しいからでしょう。その中でも、実際に存在する研究は限定的ではありますが、印象的なものです。例えば、動物を用いた研究では、花粉には、成長と発達の促進、精子の質の向上、出生率の上昇、フリーラジカルや酸化によるダメージからの保護、有害な放射線や有毒な化学溶剤に対する曝露の影響からの保護といった効果があることが示されています。

人間を対象にした研究では、二重盲検試験により、花粉エキスが更年期症状(頭痛、尿失禁、膣の乾燥、活力低下)を大幅に改善することが示されています。花粉エキスがエストロゲン作用をもたらさないにもかかわらず、これらの症状改善を実現できたことは、エストロゲンを一切摂取できない女性にとっては考慮すべき重要な点です。

プロポリス

プロポリスは、主に免疫系の強化と感染症対策に使われてきました。プロポリスは固有の抗菌作用をもち、ウイルス、バクテリア、その他の微生物から巣を遮断します。生体外実験では、プロポリスが相当な抗菌作用をもつことが示されています。プロポリスはまた、人間を対象とした予備的研究によれば、免疫系を刺激することが分かっています。さらに、生体外実験および動物実験では、プロポリスが抗酸化、肝臓保護、抗炎症、抗がん特性を有することが示されています。

プロポリスの重要な使用目的の一つとして、風邪の予防や罹病期間の短縮があります。人間を対象とした予備的研究では、プロポリスエキスにより子供の上気道感染症の罹患率が低下したことが報告されています。風邪を引いた50人の患者を対象にした二重盲検試験では、プロポリスエキスを摂取したグループの方が、プラセボ群よりもはるかに早く症状がなくなりました。

予備的研究によれば、プロポリスの抗菌特性が、消化管の寄生虫感染や腟カンジダの予防にも有効である可能性が示されています。

ロイヤルゼリー

ロイヤルゼリーに関するいくつかの研究では、コレステロール値を下げる効果が発見されています。具体的には、人間を対象とした試験が11件公表されており、そのうち8件は二重盲検試験の形で行われています。これら8件の二重盲検試験のうち、4件で経口製剤が用いられ、その他の4件の試験では注射剤が用いられています。二重盲検試験を詳細に分析した結果によると、研究の設計に欠点があり、使用された市販製剤の標準化が欠けていたにもかかわらず、ロイヤルゼリーは、経口製剤により、血中コレステロール値が中等度から重度の患者(初期値は210~325mg/dl)の総コレステロール値を約14%減少させることが示されました。より質の高いロイヤルゼリーを使用することで、さらに良好な結果が得られる可能性があります。

摂取量の目安

  • ミツバチ花粉:通常、一日大さじ1~3杯
  • プロポリス:100~500mgを一日3回
  • ロイヤルゼリー:50~250mgを一日1~2回

副作用

ミツバチ製品の最も一般的な副作用は、アレルギー反応です。針葉樹やポプラの木に対してアレルギーがあることが判明している場合は、ミツバチ製品のご利用をお控えください。アレルギー反応は、軽度のもの(例:胃腸の軽い不快感)から重度のもの(例:喘息、アナフィラキシー(ショック)、腸管出血、ミツバチ製品に対して極端なアレルギーのある場合は死亡の可能性もあり)までさまざまです。既知の薬物相互作用は存在しません。

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