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症状

線維筋痛への15の自然なアプローチ

2月 5 2018

執筆: エリック・マドリッド医学博士

線維筋痛症(Fibromyalgia SyndromeまたはFMSとも呼ばれる)は、筋肉痛、全身疼痛および疲労感を特徴とする慢性疼痛症候群です。筋肉痛は通常、体全体に広がって感じられます。線維筋痛症は米国で約1000万人に影響を及ぼしています。世界中で1億人以上が罹患しており、その90%は女性です。研究によると、線維筋痛症の患者の68%が症状の改善のためにサプリメントを試しています。

従来の医学では、線維筋痛症の原因はまだ特定されていません。多くの集約的で機能本位の医師は、この問題はミトコンドリア内、または細胞のパワーハウス内にあると考えています。最初に線維筋痛症と診断されたミトコンドリア病患者の2011年の症例報告は、これを裏付けています。

多くの人が線維筋痛症の原因は不明だと考えていますが、FMSの影響を受けた患者は血液中のコエンザイムQ10が40%少なく、抗酸化作用が低下していることが知られています。

またFMS患者には、血球中のミトコンドリアの量の減少も見られます。ミトコンドリアは、エネルギー分子であるアデノシン三リン酸(ATP)を作ることでエネルギーを生成する細胞の一部分です。他の研究者らは、線維筋痛症の患者の90〜100%に小腸の細菌過増殖(SIBOまたは小腸の細菌過増殖として知られている)が見られると指摘しています。多くの専門家は、SIBOリーキーガット、およびコエンザイムQ10の低生産性が線維筋痛の原因に関与している可能性があると考えています。

関連病状

線維筋痛症の患者にはしばしば他の関連症状が見られます。これには、偏頭痛過敏性腸症状(膨満感、腹痛、下痢および/または便秘)および間質性膀胱炎が含まれます。睡眠不足または不眠症の訴えもよく聞かれます。   

繊維筋痛症の症状

  • 全身の痛み
  • 筋肉の圧痛と痛みの感受性の高まり
  • 疲労感
  • 抑うつ感
  • 不安感
  • 過敏性腸症状
  • リーキーガット
  • 糖分への強い欲求

繊維筋痛症を緩和するには

身体のデトックスをする

過去100年にわたり、数千種類の化学物質が企業によって生産され、生活用水、空気、さらには家庭環境に垂れ流されてきました。これらの化学物質の多くが私たちにどのように影響を与えるかについては、まだ限られた情報しかありません。しかし、その多くが健康に悪影響を及ぼし、おそらくそこに繊維筋痛症が含まれていることは分かっています。各人が体内に毒性化学物質を保有しており、それを完全に避ける方法はありません。しかし、長期的なばく露の影響を最小限に抑えるよう努めることはできます。デトックスは身体を治癒する上で非常に重要です。身体のデトックスについての詳細をご覧ください。  

腸を整える

線維筋痛症患者の多くは過敏性腸症候群(IBS)と診断されています。科学的根拠は、胃腸の問題が線維筋痛症に関連しているだけでなく、実際にその原因である可能性を示唆しています。研究は、リーキーガット症候群、または小腸の細菌の過増殖(SIBO)が線維筋痛症において特定の役割を果たすことを示唆しています。2004年、Mark Pimentel博士は研究において、腸内により多くの悪玉菌を持つ患者は、線維筋痛症に関連する痛みがより強いことを実証しました。Alex Vasquez 博士はまた、こうした細菌由来のLPS(リポ多糖類)タンパク質がヒトに注射されると、線維筋痛症の経験を持つ患者の痛みを再現できることも報告しています。

食生活を整える

どのようなものでも慢性症状があれば、加工食品を避けることが非常に重要です。加工食品には、人体にとって異物(生体異物)である化学物質が含まれており、私たちの理解の及ばないような影響をもたらします。これらには、食品防腐剤および食用色素などがあります。 

果物や野菜の摂取量が多い食事から始めてみるのがいいでしょう。可能であれば、無農薬(有機)の果物や野菜を購入するべきです。また、草餌かつ抗生物質フリー、ホルモンフリーのお肉を購入してください。これは初めは高くつくかもしれませんが、慢性的な健康状態の予防と生活の質の向上に役立てば、コスト削減になる可能性があります。

人工甘味料やMSGも避けるべきです。アスパルテーム(Nutrasweet)は偏頭痛を誘発するだけでなく、他の神経学的問題との関連が報告されています。各種研究では、アスパルテームおよびMSG(グルタミン酸ナトリウム)に敏感な人の線維筋痛症状が、こうした化学物質を食事から排除した際に改善されたと報告されています。

Nutricion Hospitalariaの2017年の研究では、低FODMAP食を摂取した線維筋痛症患者に、線維筋痛症に伴う痛みの緩和が見られました。低FODMAP食事法は、IBSおよびリーキーガットを持つ人の消化作用の改善に役立ちます。 

運動

運動は、線維筋痛症患者に有用であることが明らかになっています。様々な研究で、有酸素運動が痛みのレベルの軽減に役立ち、全体的な機能能力も改善してくれることが実証されています。運動はミトコンドリアの健康の改善に役立ちます。

繊維筋痛症のためのアメリカ食品医薬品局認可医薬品

私の意見では、投薬は、十分な食事とライフスタイルの改善が行われ、それでは不十分であることが証明された後の最終手段であるべきです。医薬品は線維筋痛症を「治癒」するのではなく、薬を無期限に服用している間は快適に暮らせるように設計されています。

アメリカ食品医薬品局(FDA)が承認した線維筋痛症の医薬品には、以下のようなものがあります。 

デュロキセチン(Cymbalta) - 1日当たり60mg。米国内での費用は、1ヶ月間320ドル
プレガバリン(Lyrica) - 150mg~225mgを1日2回。米国の費用範囲は415-445ドル
ミルナシプラン(Savella) - 50mgを1日2回。米国内での費用は397ドル

頻繁に使用される他の非FDA認可の薬物には、ガバペンチン、アミトリプチリン、フルオキセチンなどがあります。これらはジェネリック薬品のため安価で、同様の利点が見られます。

線維筋痛症は、有益性の科学的根拠が全くないにもかかわらず、しばしば麻酔剤(アヘン剤)で治療されます。麻酔剤は実際にはより有害な可能性があり、長期的には全体的な痛みのレベルを高めると見られます。アヘン剤には、トラマドール、フェンタニル、ヒドロコドン、オキシコドンおよびモルヒネが含まれます。  

米国リウマチ学会によると、

“初期治療法としては推奨されていませんが、トラマドールは線維筋痛症の治療に使用されることがあります。この鎮痛剤はアヘン麻酔剤です。医師は線維筋痛症の治療に他のアヘン剤の使用を推奨していません。これは依存を引き起こす恐れのためではありません。むしろ、これらの薬物が大部分の線維筋痛症患者にとって大きな利点がないという科学的根拠があるためです。実際、そうした薬剤はより大きな痛み感受性を引き起こすか、痛みを持続させる可能性があります。”

繊維筋痛症のためのサプリメント

線維筋痛の症状の緩和に役立つ様々なサプリメントが報告されています。多くの人は1度に1つのサプリメントを服用し、違いに気付かずに服用をやめてしまいます。 サプリメントは相乗効果を持ちえます。効果を上げられる人は、多くの場合1つのサプリメントから始めると思いますが、改善が見られるまで2番目のサプリメント、おそらくは3番目のサプリメントを追加していきます。それ以上に、上記のように食生活やライフスタイルの変更に注目することが大切です。  

ビタミンD − ビタミンD欠乏の一般的な症状は筋肉痛です。研究によれば、線維筋痛症の患者は、照査基準と比較してビタミンD値が低いことが報告されています。臨床リウマチ学における2017年の研究は、線維筋痛症の患者は、ビタミンDを補充すると痛みが緩和されると報告しています。他の多くの研究が同様の所見を示しています。低ビタミンDも筋肉痛を引き起こすため、線維筋痛症との診断を下す前に、ビタミンD欠乏を補正することが重要です。推奨用量:毎日2,000IU-5,000IU。ビタミンDの詳細をご覧ください。

マグネシウム − 天然の筋肉リラックス剤であるマグネシウムは、各種研究により線維筋痛症患者に有用である可能性が報告されています。Rheumatology Internationalの2013年の研究は、経口のマグネシウムクエン酸塩が線維筋痛症患者の痛みを緩和すると報告しています。さらにJournal of Integrative Medicineの2015年の研究では、塩化マグネシウムを皮膚に塗布すると痛みが緩和されることが明らかになりました。マグネシウムとリンゴ酸の組み合わせが有用であると示す研究もあります。マグネシウムは、カプセル、スプレー、およびローションの形状で入手可能です。推奨される経口投与量:マグネシウムキレートを125 mg-500 mg、またはラベルの指示の通り。 

メラトニン − メラトニンは、松果体によって毎晩分泌される睡眠ホルモンです。このホルモンは、安らかな睡眠を促進するだけでなく、抗酸化効果もあります。Pain and Therapy の2016年の研究では、メラトニンが線維筋痛症由来の痛みの緩和に役立つと報告されています。2015年の調査でも同様の効果が見られました。推奨用量:メラトニンを毎晩3-10mg。

コエンザイムQ10 − ミトコンドリア機能不全は、線維筋痛の原因を語る上で一般的な理論であり、その症状に寄与する可能性が高いと見られています。PLOS ONEの2012年の研究では、線維筋痛患者はコエンザイムQ10レベルが低く、その補充はそうした患者の頭痛の緩和に有用であることが実証されました。スペインの研究によると、線維筋痛症を患う女性がCoQ10を300mgの1日量で服用したところ、症状の改善が認められました。推奨用量:CoQ10 を100 mg-300 mg /日

SAM-e − 1991年から行われている二重盲検プラセボ対照試験は、SAM-eが線維筋痛症の患者に有用な可能性があると報告しています。推奨用量:SAM-e を800 mg /日。

チアミン(ビタミンB1 線維筋痛症患者に対するチアミンの利点を報告している研究も散見されます。2013年のBMJ症例報告の試験では、チアミン補給を1日300mgで開始し、1日1800mg に増加した際、線維筋痛症状の改善が見られました。

5-ヒドロキシトリプトファン(5-HTP) Journal of International Medical Researchの1990年の研究では、5-HTPが線維筋痛症の症状を改善する可能性があると報告されました。1992年の研究でも同様の効果が認められました。推奨用量:ラベルの記載通り。

L-カルニチン − このサプリメントは有用であると見られ、、2007年の研究によれば、線維筋痛症の痛みに関連する症状を緩和する可能性があります。推奨用量:ラベルの記載通り。

スピルリナ − ある小規模な研究で、スピルリナが線維筋痛の症状を緩和するのに役立つ可能性があると報告されています。これはおそらく、そのプレバイオティクス(腸内の良好な細菌のための食物)能力と、身体を解毒する能力に起因していると見られます。

繊維筋痛症のためのエッセンシャルオイル

エッセンシャルオイルは、筋肉の痛む箇所や関節に局所的に塗布できます。線維筋痛症に推奨されるオイルには、フランキンセンスウィンターグリーンラベンダーローズマリークローブおよびカモミールなどがあります。エッセンシャルオイルとそのメリットの詳細をご覧ください。

その他の代替療法

マッサージ、ヨガ、鍼灸、気功、漢方薬(TCM)は、線維筋痛患者が生活の質の向上に役立てるため取り入れているその他の療法であり、健康への道のりに加えるといいでしょう。

繊維筋痛症の症状の改善は可能です

全体的に見て線維筋痛は、多くの人々を悩ませる非常に困難な病状です。最も重要なのは、バランスを回復し、健康を模索することです。病状を悪化させる食物を避けること、また果物や野菜が豊富な食事を摂取することも強く推奨されています。排除食事法もまた効果的かもしれません。乳製品、グルテン、およびトウモロコシをベースにした食品を排除することから始めましょう。麻酔剤は痛みを楽にしてくれるかもしれませんが、長期的には、線維筋痛の痛みを悪化させる可能性があります。各種研究では、追加のミトコンドリアの生成および慢性炎症を軽減する効果があることから、運動が有用であることが実証されています。サプリメントも非常に有用である可能性があります。最初はビタミンDの補充から始め、症状が改善するまで1−2週間ごとにサプリメントを追加してください。健康な食生活、健康な思考で、健康になりましょう。  

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